北海道ツーリング 第4日目 其の壱

本日は台湾からツーリング仲間が来る日。私としてはこの旅行も既に3日を消化したが、奴が来るこの日が、本当の意味でのツーリング初日

 

本来ならば奴が到着する日に私も苫小牧着がベストだったのだが、名古屋→苫小牧便は隔日運行で、運の無い私は前日入りを強いられた訳だ

 

その分、前日に未知の北海道路の予習が出来たと思えば良い。で、分かった事は、やはり、北海道はでっかいどう

 

例えば空港の立地。開港当時「遠い! 不便!」とクソ味噌に言われた関西空港大阪駅とほぼ同距離が、新千歳空港ー札幌駅

 

われら関西人には遠い遠いと思われる距離も、彼の地の人には「何が?」なのだろう

 

奴との待ち合わせは、空港最寄りのバイクレンタルショップ。しかしこの最寄りも北海道仕様の最寄りで(つまりそんなに近くない)、そろそろ道民の距離感覚が分かってきた

 

レンタルショップに着いた段階で、私の普段の軽ツーリングの片道ぐらいを走らされ、でもまだ昼前。記念すべき人生初北海道ツーリングなのに、先の事を考えるとテンションが既に落ち気味

 

が、奴のレンタル車両、CB400SFが置いてあるのを見て、俄然テンションが盛り上がる! その店は格安店で、車両の程度も“格安”だったのだが、そんな事は関係ない。他人のバイクを見るとワクワクするのは、バイク乗りの性ではないかな

 

いつ来るか分からない相棒を待つのは普通ならイライラする事だが、好きに見ていいバイクがあればアッと言う間に時間は過ぎていき、そして相棒が到着! 久しぶりの再会に、まずは固い握手

 

 相棒はバイクに於いては私より熟練で、今回はスーフォアにピッタリのタンクバックと、タンデムシートに丁度良い大きさのスポーツバッグを持参。こやつ、台湾でシッカリ下調べしてきおったな

 

奴の荷物積載も済んで準備万端、いざ北海道ツーリングに出発! と気合の入るところだが、時刻は既に午後1時過ぎ。まだ飯を食ってない我々は、最初の道の駅ウトナイ湖で昼食を摂る

 

 

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7月は北海道の旅行シーズン。この道の駅も観光客で賑わいを見せてた

 

ウトナイ湖からは日高自動車道に乗って、襟裳方面を目指す。この自動車道、無料なんだが名前の通り高速道路規格

 

一般的には250は高速道路はやや不得手に言われがちだが、CBRは高速走行も得意種目。その性能を存分に発揮させると、一旦は落ち込んでたテンションも完全復活! 今日はガンガン走るぞ!

 

が、走行風で寒さを感じる。3日前、名古屋へ走ってた時はどんなに飛ばしても浴びるのは温風(熱風?)で、寒さを感じるなど有り得なかったが、流石は北海道、と一枚着込む為、一旦停車すると相棒に促す

 

荷物から衣類を出してると、相棒が「チェーンがうるさい」とクレーム。格安レンタルは、整備状態も“格安”だったらしい。普段の日帰りツーリングと違い、1週間のロングツーリングではアクシデントもあろうかと、多少のメンテ用具を持ってきた私、早速チェーンオイルを取り出す

 

相棒、自分でチェーンに注油した事がないらしく、嬉々として作業にとりかかる。でも初回ぐらいは私がやってあげようとサービス精神を発揮しようとすると「いいから、作業する俺を撮りまくれ」と

 

実作業よりもインスタ映え、か。ミョーな時代になったよ、全く

 

注油終了後、再度日高自動車道に乗り、快調に飛ばす。途中で完全に一般道になるのだが、信号は少ないわ、車は走ってるがスムーズに流れるわで、快適さは変わらず。ウトナイ湖から僅か数時間のこの走行だけで、高いカネ払って北海道まで来た元を取った気分でウキウキ

 

相棒もそれを感じてるらしく、立ち寄った道の駅サラブレット新冠で、特に何がある訳でもないのに、お互い上機嫌

 

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普通の関西人では読めない地元特有の地名。元馬券師は私は当然読めた(笑)

 

この後、北海道の洗礼が待ってるとは知らずに…