ACL決勝 ユンとロティーナが教えてくれたもの

 先ずは浦和の皆様、Jの名誉を背負っての奮闘、誠にご苦労様

 

他所様の試合にセレッソの監督の名前を被せてのタイトルも如何なものかと思ったが、セレサポの悲しい性か、サッカーの試合を見ると全てセレッソに繋がってしまう ^^;

 

世間的には「アルヒラルが強すぎた」とか「ノーチャンス、惨敗」とか捉えられているけど、私からしたら全然勝ち目のあった試合で勿体無いと思う

 

そもそも前半終わってスコアレスドローの試合で一方が圧倒的に強いなんて解釈は間違ってる。仮に一方が明らかに格上としたら、格下相手に点が取れていないという事になるので「今日の奴らはダメダメ、付け入るスキありや」と考えるべき

 

まぁ、私も以前は「勝てなかったけどシュート数で圧倒してたから次に繋がる」とか「勝ったけど攻められっぱなしでダメダメな試合」とか試合内容で勝るチームが強いと思ってたが、ある監督の一言で違う考えも持つようになった、それは...

 

セレッソは魅力的な試合をしてきたが、それでタイトルが取れている訳ではない」

 

うる覚えだが、まぁこういう内容。あのシーズンで気がついた事は「面白いサッカーは勝利を約束するものやないし、やりたいサッカーが通じなくてもそのままやられるのではなく、別のやり方で勝利への道を模索すべき」

 

例えばルヴァンの決勝。相手の川崎に対して、その少し前のリーグ戦で1-5の惨敗。怒濤のような攻撃サッカーの前に圧倒的な実力差を見せつけられる敗戦

 

で、ユンが出した答えは、「川崎の攻撃力が順当に出るような戦い方をしなければ良いだけ」

 

その後も彼我の実力差はそんなに変わってない、つまり素の実力は川崎の方が上の筈だが、その極意を得たセレッソはその後2年経っても川崎に一度も負けていない

 

ティーナのセレッソ、試合毎にボール保持率がバラバラなのも、それに相通ずる所があるのでは。自分達がボールを持って戦いたい、しかしそれが無理と分かったらポゼッション放棄して守りから入る。その結果、ツマラン試合内容になっても勝利の為には致し方ない

 

この試合もアルヒラルの監督の立場になって考えたら、先制する74分までヒヤヒヤやったんとちゃうか? あと15分ほど浦和に耐えられてロスタイムにCKとかで追い付かれ、そのままグダグダの延長でPK戦に突入したらシャレにならん、と

 

せやから、この試合をうわべだけ見て「ノーチャンス」とか言うようでは一生W杯を勝つ日は来ないし、長い経験からそうは見てない浦和は字ズラはJ残留争いチームなのにアジア王者一歩手前まで来れたんとちゃうかな?

 

ところで、もう完全にヨソの選手なので”老婆心”になってしまうが、”すごい重みのある”14番さんは本格的に終わってもうたんかな? 昔のよしみでPK餞別してやったのに無駄やったか?(笑