最初に言おう、この試合は今シーズンのベストゲーム、である
そして、F東に負けた事で死に体になってたチームにとって、来季への展望を明るく開く、非常に価値のある勝利!
何故なら、このチームはセレッソのアイデンティティを忘れてなかったと証明されたから
と言っても、後半途中まではいつもと変わらないセレッソの試合だった。どちらかに先制点が入り、その後はお互いグダグダと時間を潰すだけ
セレッソが先制していれば上手く時間を殺して守っている、先制されていればダサいセレッソの攻撃陣が時間を浪費している、の違いがあるだけの”客も減るで”のロティーナスペシャル
しかし、しかしだ。この試合、71分からセレッソが豹変する。まるで別チームのように。それまでとはあまりにも違いすぎるので、列挙すると...
・それまで寝ていた松田が突然ファーへのナイスクロス(相手DFのクリアが無ければ1点モノ)
・ソウザ→清武のショートコーナーから柿谷のバックヘッド(相手GKのナイスセーブ)
・清武から裏抜け鈴木へのスルーパス
・また同じショートコーナーから鈴木シュート→ゴール前のこぼれ球を丸橋の1点モノシュート
(何故外れたか全く理解できないレベルの)
・ソウザのサイドチェンジから松田のクロス→水沼のヘッド
(相手GKのスーパーセーブに阻まれた1点モノ)
そして水沼の(相手DF助演の)ドライブシュート!
今シーズン初めて追い付く同点ゴール!
たった3分間の怒濤の攻めである。リスク回避がイデオロギーのような公務員サッカーのチームが、もう消化試合に突入してモチベーションの湧かない筈のチームが、何故こんな猛攻が出来たのか???
それが不思議でその後はボーゼンとして試合の流れが頭に入ってこなかった(逆転ゴールすら、大して覚えてない)
しかしDAZNで再度試合を見て、ハタと気づいた。そう、ロティーナがスイッチを入れていたのだ
選手だけに分かる秘密の暗号ではない。堂々とテレビ画面にも写ってる、誰でも見ることが出来る、まるでJRAのサイン読みのようなスイッチ。それは...
(続く)