オフの動向3 丸岡の件は足球界全員が考えるべき

以前に書いた通り、梶野が着々と若返り人事を進めてるセレッソ。その一環で契約終了する選手も当然居て、その中に丸岡満の名が...

 

丸岡は、ご存じの通り、ブンデスリーガドルトムント帰りの選手である。レンタルとはいえ、Jリーグ経験ゼロで徳國からオファーが来るとは南野ですらなし得なかった快挙で「どんな逸材やねん?」と驚いたが、渡欧後は活躍のニュースはサッパリ無く2シーズンで帰国と相成った

 

セレッソ復帰後の丸岡、向こうで結果は出なかったとはいえあの若さでオファーが来た逸材だから... と期待の目で見たが、そのプレーぶりのどこを探しても逸材の片鱗は見られなかった

 

丸岡は体格的に恵まれてる訳でも、野人ばりの俊足という訳でもない。つまり目に見える非凡な特徴がある選手ではないので、オファーを出すとしたらそのプレーぶりが評価されての事、となる

 

しかしそのプレーは、見たところせいぜいJ3標準クラス。これはBVBで獲得を決断した人物の目が節穴だったと言わざるを得ない

 

つまり、一部サッカーフリークが神の如く崇め奉る欧州4大様といっても、所詮はその程度という事。丸岡のケースは「香川でエエ思いしたから二匹目のドジョウを...」程度の安易な発想だったのだろう

 

丸岡の件は、日本サッカー界が全体で共有すべき教訓。オファーといっても玉席混沌。少なくとも、日本人選手を育ててやろうなど甘っちょろいオファーなど存在せず、あるのは「将来幾ら儲かるか」皮算用だけ

 

だからオファー受けた側も、それによって自分にどんな未来が展開されるか、とソロバンを弾かねばならない

  

通用するかどうかの値踏みを誤って丸岡を安易に欧州の鉄火場に放り出し、その選手人生を狂わせたクラブ首脳は猛省すべきである