疾風ロンド 東野圭吾が教えてくれる武漢肺炎発生の原因

冬になると、雪山を舞台にした小説を読みたくなる。雪山物は、他の季節を題材にした小説よりも見つけやすいのだが、その中でも特に簡単に見つけられる作家がいる

 

東野圭吾、言わずと知れた超人気作家である。この人、ウィンタースポーツに思い入れがあるらしく、スキーを題材にした作品を幾つも書いてて、表題の作品もその一つ

 

感染症を扱うBSレベル4の大学の研究所から、生物科学兵器が流出。奪回を命じられた主人公だったが、生物兵器を研究してた事は”秘密裏”だったので流出の事実を暴かれてもいけない ー

 

内容的には面白そうなのだが、鳥人計画カッコウの卵は誰のもの等、他の快作に比べてイマイチなデキ。それについて考えられる理由は、

 

もう沢山書きすぎて、嘗ての作品と違うテイストを試みたから

 

これは面白いと思い付くまま書いたら、「あれっ、これ前に書いたパターンよね?」となってしまうのはベテラン作家には避けられない道。「何を書いてもJoJoになってしまう」と言ってる某漫画家などその典型

 

この作品ではもっと悪く書かれてしかるべきな研究所所長が、アラレちゃんのDr.マシリトみたいにコミカルに書かれてたり、主人公がやたらうだつの上がらないオッサンなのを強調してるのも、エンターテイメント性を加味しようとした狙いだろう

 

そして、これは同作家の他の作品でもあったのだが、裏の主人公と捉える事が出来る登場人物を複数置いてる。それは物語に深みを出そうとしてるのだろうが、その割には話が短いのでチョイ役と変わらん程度の出番で終わってる残念なキャラも何人か居る

 

話が短いのは「映画化が決まってますから尺に収められる程度のページ数で」という大人の事情もあるのだろうが、それでもそれなりに面白いのである意味惜しい作品でもある

 

...てな事を読み終えてから考えてたのだが、ふと別の意味で今読む価値がある作品だと気付いた

 

BSL4の生物研究所

秘密裏に病原体を研究

流出

 

武漢にBSL4の生物科学研究所がある事は中共政府が誇る事実で、その研究所の所在地から発生したウィルスパンデミック... あれ? 中共政府は疾風ロンドのPRの為に、この事件を起こしたんか? ちょっと直感力のある人なら、武漢肺炎発生の原因はここにある事に気づく

 

なのに未だに「コウモリ食うから」だの「早く市場を閉めなかったから」とか眠たい事言っとる奴の何と多い事か。先日、台湾人の友達までそんな事言い出したから、「お前目ぇ開いとるんか?」と説教したったよ