ルヴァン松本戦 来ない客と、来てる勝ち運

今季公式戦初戦となったルヴァン第1節。ルヴァンと言えば水曜日のナイトゲームだが、五輪特別日程の為に何と日曜日のお昼に開催、しかも今年は暖冬で絶好の集客条件が揃った!

 

これは長居に行くしかないと私も準備万端だったのだが、狙い撃ちのような雨と相変わらず止まない武漢肺炎感染の恐怖で泣く泣く断念。そういう時に限って4得点の快勝!

 

昨季はあまりのティーナ塩試合ぶりで観客離れが起き、人気回復が裏の大命題の今季。それを意識した好試合が、何と観客たったの6,600人。もっともっと注目されてもよかったサンガスタジアムの柿落としもそうだが、"興行的には"ツキが来てない'20シーズンやな

 

”興行的には”と断りを入れたのは、反対にチームとしては最高の状態。サンガ戦とルヴァン初戦、2試合も本気モードの実戦を経て開幕入り出来るとは、新監督の戦い方がまだ体に馴染まず”おっかなびっくり”だった昨季のシーズン入りに比べたら、雲泥の差

 

特に新戦力の坂元を2試合も試せた事が大きい。戦力バランスシート的には水沼の穴を埋める事が今季の第一課題だが、穴埋めどころか十分お釣りが来る事が期待できるデキやった

 

坂元は所謂ドリブルで勝負するタイプなのだが、こういう選手がサイドにいるとチームメイト的にはホンマ楽なんよね。ロティーナのビルドアップ戦術は、突き詰めていけばマンマークが対抗策になる(と思われる)が、そうされたら誰かが1対1で突破するのがその対抗策に対する対抗策(変な日本語や)

 

ちなみにぐるぐるサッカーやってた頃のセレッソには、それを出来る選手が何人も居たから手がつけられなかった。が、あれから時が経って清武も柿谷もプレーが丸くなってセレッソの攻撃からドリブラーの驚異が無くなった事が、昨季の得点力不足の一因だと思われる

 

ちなみに「チームにドリブラーを入れたい」と思って獲得したところで、それを使うポジションが空いてなかったら元も子もない。かと言って無理に誰かを外して使ったりしたら、チームがギクシャクする

 

だから水沼が自分から出ていってくれた事は僥倖で、これはチームに勝ち運が来ている徴候である