CB250Rインプレ 其の弐 まったりライポジ

2 ライポジ / ディメンション
エンジンに関しては単気筒版RRか? と思わせるほど同族感たっぷりだったがライポジは全く違って、ハンドル、シート、ペダルの配置通りに自然に乗ると背筋はほぼ直立、将にママチャリポジション。同じチャリに例えるとロードバイクポジションのRRとは正反対の方向性 

 

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この2枚の写真でハンドルとシートの位置関係だけを注目すると、酷似してる事が分かる。つまりCB250Rは電動アシストチャリと似たような気楽な姿勢で乗る事が出来る

 

ちなみにママチャリポジションが一概に悪いと言う訳ではなく、スポーツバイクでは必須な前傾姿勢への慣れなど必要ない分、初めてバイクを買う層に容易に受け入れられる事間違いなし。RRに初試乗したときに「俺は何でこんなに前屈みで運転せにゃならんのだ?」といぶかしんだのとは正反対

 

しかし、だ。楽と思えるのは市街地を流してる間まで。チョット郊外に出て速度域を上げていくと、楽チン感は「俺は何で全身で向かい風を受けているのだろう」という疑問に変わる

 

そう、RRのインプレで書いた「飛ばすんだったら前傾姿勢の方が楽」がCB250Rに乗れば身をもって理解できる

 

これで、まったりエンジンの車種なら「飛ばすなんて不粋な乗り方すんな」で話は完結するが、前述の通りこれは回した方が味のあるエンジン。エンジンからは「もっと回せ!」の指令、車体からは「何ムキになって飛ばしとんねん? もっと落ち着いて走ろうや!」の指令...

 

この二律背反で、まったり行くべきか飛ばすべきか、どちらも最適じゃない何じゃこりゃバイクではないか? との懸念が湧いてきた... (続く)