'20第4節名古屋戦 ルーカスミネイロが"当たり"やったら...

前回、今のチームはエラく強いと書いたが、どうやら一文節書き忘れたようやな

 

「今のチームは先制したらエラく強い」

 

先制したら勝ち確定、先制されたら負け確定。昨季チームにロティーナ色が定着するにつれてこの傾向は顕著になったのだが、今季もその傾向は継続されてるようで、先制された後は大した抵抗もなく粛々と敗戦へと時間を潰してしまった

 

しかし、敗戦への時間を有効利用した側面も無くはなかった。それはルーカスミネイロの慣らし。前回書いた「今のチームは強い」は、実は"強い"よりも"今の”に大きな意味があって、最終節まで2週で3試合ペースが延々続くのに、こんな平均年齢の高いチームがレギュラーだけで乗り切れる訳がない

 

つまり、「レギュラーのオッサン連中がバテる来月後半以降、控え選手がどこまで活躍出来るか?」が今季のセレッソの命運を握ってると言える

 

ポジション別に考えると、前目のポジションは坂元やブルメン、バックラインは瀬古や木本と比較的若手が多いのに比べ、藤田とデサーバト(本名を確認すると"デサバト"は誤記)で構成されるボランチコンビが特に心配

 

しかもこの2人、「長年コンビを組んでるのか?」と思わせるほど、今季はコンビネーションが良い。なので「どちらか1人が欠けただけでボランチのパフォーマンスが大幅に低下するのでは?」と危惧してたら、その不安はズバリ的中したよな

 

この試合では全然フィットしてなかったルーカスミネイロ、注目度は低いが、実は坂元と並んで今季の新戦力の目玉

 

既に片山がコンバートされたり、離脱中だがもう一人の目玉新戦力の西川が居たりと攻撃的MFは比較的コマ数の多いから仮に坂元がダメでも「じゃあ次!」が効くが、奴がハズレだった時は目ぼしい「次!」が見当たらないので、そのダメージはデカい

 

おまけに貴重な長身選手。この試合でもセットプレーで失点した事からも分かるように、地上戦と比較すると空中戦は若干見劣りするセレッソハイボールを跳ね返せる選手は一人でも多いに越した事はない(都倉とメンデスの2トップなら相当強いが、多分もうその組み合わせはないので)

 

ルーカスミネイロ"当たり"やったら、セレッソの優勝は確定

 

例の如く全然当たらん予言やけど、結構本気でそう思うで。伝統的に小型のシャドーみたいな選手が多く集まるセレッソでは、当たりのノッポ選手が1人居るだけで大いに助かるんよ

 

'17シーズンに山村が大活躍して、心底そう思った。しかしルーカスに山村の再現を望むとすると、活躍するのは2年目で1年目は" 慣らし"として甘受すべきか...