'20ルヴァン杯GS浦和戦 西川潤の将来を思ふ

1回勝ったのにその試合はチャラで、3つ巴の勝ち抜け戦に変えられてしまったルヴァンのグループステージ。こんなところにまで武漢ウィルスに迷惑をかけられる。アメリカにはしっかりと世界の共通の敵、中共を滅ぼしてもらいたい

 

そんなやっつけ大会になってしまったルヴァン、セレサポ的興味はターンオーバーの有無と、新星西川潤のデビュー

 

ターンオーバーの方は、以前にもロティーナはしそうにない旨をチョット書いたが、「もしかしたらカップ戦は捨てるタイプかも?」と多少の期待を込めてみたが、やっぱり基本は「行けるところまで行く」な監督やったんやね

 

なのでそちらの期待ハズレは織り込み済みたが、もう一つの案件、期待のニューヒーローの方はやってくれた。今季初出場でいきなり決勝点をアシスト!

 

南野の2種登録じゃない本当のプロデビューは'13年だから、エース的ポジションの新星の登場は、かれこれ7年ぶり。イメージで常に若手アタッカーを輩出してるように思われがちのセレッソも、近年は惨憺たるものという事を証明するかの数字

 

ここまで期待通りの活躍だと、逆に手放しで喜べないのが今のJリーグの悲しいところ。というか、"スター誕生"を手放しに喜べるのはマドリーやバルサなど、世界的にも片手の指ほどのクラブだけで、それ以外の世界中のクラブは吸い上げられる運命にある(悲しいかな、サッカー界もグローバリズム

 

香川、乾、清武、柿谷、南野... 何度同じ悲哀を味わった事か、って後ろ向きに考えてはセレサポなんてやってられないので、前向きに西川潤の行く末を占ってみたいと思う

 

過去の先輩達に比べて西川が恵まれてるのは、監督がロティーナである事。Jでは特徴的な戦術を採るように言われるが欧州的にはむしろ標準で、例えば乾が語るエイバルの戦術と合い通ずる事が多い

 

つまり、ロティーナの戦い方を修得する事は向こうの標準を習得する事になり、どのチームに行っても「あのjaponésは基礎を知らない」てなハンデを背負わずに済む

 

どうせ学ぶんやったら今すぐ行って学べば...って思う人はいきなりスペインのハードルの高さを分かってない。スペイン語初心者がスペインで意思疏通する事が如何に難しいかを

 

今をときめく久保建英、その活躍の半分は「自分の意思を100%伝える事が出来る」に依ると思う。日本同様、スペイン人も母国語だけで生活してる訳で(常に英語で会話する奇特なスペイン人なんか居ない)、いつまでもespañolを喋らん奴を相手にしてくれる程、オープンな民族性じゃないんよね

 

それに比べるとセレッソハポンのクラブなので相手が何人だろうが堂々と日本語で質問出来し、通訳を介してではあるが必ず返答してもらえる(españolじゃないからとガン無視される事などない)。この環境、活かさん手はないと思うけどな

 

西川には2年ぐらい延々とロティーナに質問を続けてもらいたい