'20第15節さっぽこ戦 前で狩ったら終わり、やないで

今節の"さっぽこ"戦は今シーズンでは特異な試合で、90分間セレッソは自陣で相手のプレッシャーを受け続けてボール繋ぎに苦心していたと言っても過言ではない

 

さながらACLで相手を圧倒したFC Bayernのような猛烈な前プレだったが、ミシャのおっさん、ちょっと影響受け過ぎやないの?

 

まさか、「前プレで圧倒して高い位置でボール奪いさえしたら後は何とかなる」と思っとるんとちゃうやろな? そんな低次元な発想が通じるんはJ2までやで

 

セレサポの中には終始ボールを狩りに来るさっぽこ"圧"に脅威を感じてた方も居るかもしれんが、"狩り"の圧力に反してフィニッシュは少々雑やったと思わへんか? 早い話、ボール奪取に集中し過ぎて、いざシュートって段階でガス欠(肉体的じゃなくて思考力)を起こしてたんとちゃうか?

 

私のようなシロートが気付くぐらいやから選手はとっくの昔に分かってたようで、象徴的なのが久々登場のデサーバトのプレー。パスワークの流れで左SBの位置に来ていたDesábatoにバックパスが来る。当然さっぽこから猛プレスをかけられる。それを見た同選手は、何とボールを見送ってタッチラインを割らせる

 

「ここで無理にキープに入って荒く削られるぐらいなら、相手ボールにした方が低リスク。どうせボール持ったら大した攻撃は出来んやろうし」

 

別に本人がコメントした訳でもない完全に私の想像の域なのだが、味方からのバックパスが目の前でラインを割るのを平然と見送る姿があまりにも異様だったので、私にはそうとしか解釈出来んかった

 

まぁ、ヨソ様の戦い方にケチをつけてもしゃあないんやけど、更に確信させたのは試合中で実況解説が気になるフレーズを発した時

 

「現在7戦勝ちなしだが、内容は悪くない」

 

いやいや、7戦も勝ちがないのに内容に問題が無いなんてあり得へんやろ? もしくは、本当に内容が悪くないのに7戦も結果が出ないなら、その戦い方自体が間違ってるっていう事の証明やで

 

いつも言ってるように私はセレッソにしか興味が無いのでヨソの試合はほとんど見ないから知らないのだが、もしもさっぽこがずっと鬼気迫る前プレに特化した戦い方しとったとしたら、勝てない理由はそこにある筈

 

世界の頂点を極めたチームがフルタイム猛攻プレスで行ってもゴール前で精度不足にならんのは、ガス欠にならん手立てを見出だしてるからやで。(それは選手達のボディービルダーのような肉体美を見りゃ分かるやろ)

 

それでもまだ、ドイツ語喋るセルビアのおっさんは試合後のインタビューで「内容は悪くない」なんてホザいとったから、全く気づいとらんのやと思うけど(ご愁傷様)