インプレ其の壱で、「エンジンや車体は同じなマイナーチェンジだが走りは全く違う」事は既に書いた
その違いは街中をチンタラ走った程度じゃ分からないので(峠もサーキットも走らずに街中走っただけのレビュー動画をよく見かけるが、あれほど無意味なものはない)、早速ハイウェイへ
先代YZF-R25は100km/h巡航なんか余裕で、そこからの追い越し加速、つまり超高速域にも十分対応してたが、更に"それ以上"になると「(バイクにポテンシャルがあるのは分かるが)振り落とされそうな感覚&振動のヤバさが出るので自制」のようなハイウェイ性能だった
新型で早速超高速域を試すと、「あれっ、エンジンは不変の筈なのにスムーズさが違う」??? 先代同様、振動は出るのだがその速度域で走り続けても安定してる感じがする
先代は「今日はこのへんで止めといたろうか」だったのに、新型は「これもうチョット行けるんとちゃう?」な気分になる。で、更にグリップを捻ると... 行ける、行ける、酔狂の世界へ!
この領域になると流石に加速の鋭さなんか無いしライダーにも気合いが要求されるのだが、先代には無かった"この速度域で走り続けてみようか?感"が新型にはある。この安定感はやっぱり倒立サスが効いてるやろうなと思いつつも湧き出る別の疑念、それは「エンジンも弄ってるやろ?」
100km/h巡航では差が分からないが、超々高速域ではエンジンの安定感&出る振動が明らかに違う。旧型の35馬力は「(先代)Ninjaの31馬力と何が違うの?」と思ってたが、今回は「31馬力エンジンとは明らかに違う」と思えた
ちなみにNinja250は新型になって37馬力とスペック的にはR25を上回ってるのだが、アチラはライポジ等の関係で超々高速域は「今日はこのへんでやめといたろか」 つまりハイウェイ性能はR25に一歩劣るというのが私の見立て
そう、YZF-R25の謎の馴染むポジションは何故か高速でも効いていて、先代R25、そして新型Ninjaにもある「車体を上から押さえつける感覚が希薄なライポジなので、振り落とされそう」な恐怖感が出ない!
そしてあの小さい風防スクリーン、如何にもデザインだけの実用性無しのシロモノに見えるが、何と伏せると走行風をジャスト回避出来る構造になっている
伏せることで更に"猫招きポーズ"感が強くなるのだが、何故か人車一体の納まり感はバツグン。「このまま高速乗って東京までGotoトラベルしたろか?」と思うぐらい、新型のハイウェイ性能は向上してた