GSX250Rインプレ 其の伍 Mirになったつもりで高速インプレ

この記事はSukukiのバイクのインプレなのだが、Suzukiと言えば触れない訳にはいかないBig Newsが先週末に! そう、GSX-RRを駈るJoan Mirが年間チャンピオン獲得!

 

jp.motorsport.com

 

バイクに興味の無い、更に言えばMotoGPに興味の無い人にとっては「何の話?」的な話題だが、Suzukiはこれをセールスに活用せん手はないで。何せ、世界チャンピオンになったらルールすら分からん競技ですら掌返しで持ち上げるのがマスゴミという卑しい人種なんやから

 

20年ぶり、Suzuki100周年、そして若くてイケメンライダー、と3拍子揃えば節操のない電ナントカあたりが食い付いてくる事間違いなしやで

 

と言う訳で、MirになったつもりでGSX250Rを高速で飛ばしてみた

 

高速インプレ

ステレオタイプな見方では「低回転重視のエンジンは”上”は苦手」だが、令和の時代に売るバイクがそんな使いづらい訳もなく、スムーズに回転上昇=本線への合流加速は何の問題もなく、100Km/h巡航も楽々こなす

 

が、ここから加速しようとすると楽ポジの悪影響が出てくる。カウルがあるからCB250Rなどよりかはマシだが、迫り来る風をどう対処するかを迫られる。ここでYZF-R25なら伏せればスクリーンとヘルメットが一体となって上手く風をかわせるのだが、スクリーンの小ささか、はたまた高めのハンドルのせいか、GSXでは風の影響を無くせるベストポジション(伏せ方)が見当たらなかった

 

しかしそこまで悩む必要もないかもしれない。何故ならライバル他車よりレッドゾーンが低めに設定されているので、例えばCBR250RRあたりだと「ここから狂喜の世界が始まるぅ~」となるシーンで、GSXでは「レッドだからここらで止めよう」となり超々高速域には入らないので

 

法規上、非現実的な速度域は相手にしない

→最高出力に拘る必要がないので、低回転重視エンジンにする

 →DOHCも要らないし、エンジンコストが安くなる

  →そして車体価格を安くして、購入者にメリットを

 

う~ん、実に理に叶ったSuzukiの商品開発ロジックである。フルカウルというと0~1,000mン秒とか、筑波ラップx分z秒が気になって仕方がない腹の出た親父どもを嘲笑うかのような、ターゲットを若者の初バイクユーザーに絞った明快な開発コンセプト

 

という事で、このバイク買った兄ちゃんは高速道路使ったロングツーリングを楽しんでくれ。ライバル他車のように狂喜の世界に入れないだけで、その手前の速度域で高速走行を十分楽しめるから

 

腐ってもツインのフルカウルモデル。ママチャリモデルやレブルのように「ハイウェイを100km/hで走り続けると嫌気が差してくる」なんて事はないから