ダンクレー獲得は反攻の狼煙か

前年4位でJを代表してACLを戦う強豪チームだった筈が、如何にして下馬評10位の低評価チームまで成り下がったか、その分析を書こうと思ってた。この一報が届くまでは

 

www.cerezo.jp

 

ハイ、セレサポの皆さん、潮目が変わって来たで。自分好みのチームにしたいというワガママな理由で功労者を切るなどと不義理をした為に地の底まで落ちてたセレッソの運気も、守備の大黒柱ヨニッチを失うというデカ過ぎるペナルティによってセレッソ、もう許したるわ」とリセットされた兆候が出てきた

 

何せ守備崩壊は降格の"十分条件"。クルピになってロティーナよりも守備戦術が上がる事などありえないので、今季のチームは個人の守備能力が生命線である

 

ヨニッチを失い、後釜チアゴが来るかどうかも分からない、ホントに来たとしてもcuarentenaの為に開幕から暫くは欠場は決定的。その次の選択肢の進藤も怪我で出遅れ、開幕はJ1実績のゼロの西尾のぶっつけ本番

 

そんな守備ラインで柏、川崎、F東の強力攻撃陣に耐えられる訳なく、開幕から三連敗でチームの勢いは最悪、そのまま負けグセがついて終始残留争いに巻き込まれたシーズンだった... が想定される最悪のシナリオだった

 

が、J1で能力証明済みのCBを1人獲れただけで状況は一変。勿論ヨニッチほどの鉄壁ぶりは望むべくもないがフィード能力は明らかに上で(今だから言えるがヨニッチのパス能力は何とかチームの足を引っ張らない程度のものでしかなかった)、攻守差し引きトータルとして「ヨニッチの穴は埋まった」と期待してもエエんとちゃうかな?

 

そして十二分に予想される瀬古の"夏の栄転"=もう一つの守備崩壊懸念も、「ホンマにチアゴが来よったから、後半戦はダンクレーとのCBコンビで」の一手で乗り切るシナリオさえ出てきた

 

私はヨニッチ流出で残留争いを確信してたが、この吉報のお陰で「優勝争いはおこがましいけど、かといって残留争いは心配しすぎやで」の位置まで押し戻せた気がする

 

何れにしても勝負事は潮目を読む事が肝心。ダンクレーという、通常ではあり得ない"残り福"を迅速に獲得したフロントの果断さを、今回は大いに評価しとこうか