第2節A エフシー戦 勝敗よりも気になる事

赤っ恥の逆転負けに怒り心頭大騒ぎしとる面々も多いようだが、同じく奴らが大喜びしてた開幕戦勝利も10人相手の追い風参考記録程度に思ってた私にとっては、「さもありなん」な一戦

 

レヴィーのチーム作りの合言葉"10試合"を考えると、今は勝敗よりもチームがどう機能してるかの方が大事。攻撃はロティーナ時代と比べてテイストが明らかに変わり、しかし良化悪化両面があり判断保留。しかし守備は明らかにマズいやろ

 

王者川崎には「CBとSBの間(ギャップ)を狙うことがクルピセレッソ攻略法」と思いっきり公表され(対セレッソ戦に限らず、それが川崎の攻撃の基本ではあるが)、今回は「ちびっ子チームは高さで攻めろ」と第2攻略法を晒されてしまった

 

高さの問題はフチボウが抱える競技的ジレンマ。幾ら洗練された高度な戦術を実践したところで「セットプレー1本でハイ終了」が結構な確率で起こりうるのがロースコアスポーツの悲しい性

 

ティーナがあれだけ時間をかけた緻密なゾーンディフェンスを、現代サッカー理論についていってるかアヤシイ老体に期待するのは酷やと承知してるから、せめて高さの対策だけはしてくれよ

 

そう、この日の敗因は瀬古を引っ込めた事やろ。高さに限らず、今の守備ラインを1人で背負ってるといっても過言でない'21版桜の守備の番人を、監督自ら引っ込める利敵行為はどうしたものか?

 

理由は簡単、前半で1枚貰ってるから2枚目=退場を恐れてなんやろうけど、「それで退場になるんやったら仕方ない」と今は瀬古と心中すべきやろ

 

攻撃守備が上手くいくかもさる事ながら、私が懸念してるのはレヴィーの交代策のキレの無さ。嘗ては交代カードの切り方だけでチームを何度も勝利に導いた真剣師が、今はその面では三流だったロティーナと大差ない

 

試合前のインタビューとか見ても、良く言えば泰然自若、悪く言えば浮世離れしてて嘗ての勝負師の面影が無い。大久保抜擢で我々を出し抜いた時は「アズキのオッサン、まだまだ枯れてなかったか」と唸らせてくれたが、どうもそう判断するのも早計やったかもしれん

 

指揮官が"大丈夫"か? これはチームの戦力と同等に重要な事で、レヴィーが嘗てのようなギャンブラーぶりを見せてくれるか、以後の試合でも注目しとくわ