「チームが出来るまで10試合は...」のセリフで有名なクルピだが、流石は勝手知ったる我が家、桜の監督として第4次政権ともなればそんなに手探り期間は必要ないらしく、5戦目にしてチームの方針が固まったようだ。それは、
「リードしても守りに入らず、トドメを刺しに行く」
勝ち越しさえすれば2点差に拡げに行くのではなく、そのまま逃げきりを狙う。前々政権からの4年間は、それが堅守セレッソの必勝パターンだった
ユン以前のセレッソはそれとは正反対の「1点リードなんか守り切れる訳ないから、追い付かれる前に2点目を取りにいこう」のチームだった。実際、ザルッソの異名を戴くぐらい容易く失点するので、最後までゴールを目指す戦い方は間違いではなかった。そして今、久々に守りに入らないセレッソが戻ってきたようだ
正直、この戦い方は危うい。約2チームを除いて、今のJ1にはそんなに簡単に点が取れるチームなど無いから、上手く守り切るMétodoを見つける方が手堅く勝ち点を稼げる。それはユンが証明してくれた。今季はテッペン目指すより足下を気にして戦い抜くシーズンだと私は思うのだが、監督の考えは全く違うようだ
ちなみに同じような考え方のクラブがJには幾つかあって、その代表格がフロンターレ。昨シーズンの同クラブの記事に目を引くfraseがあった
「今季は攻守に相手を圧倒する」
これを見た時「そんなマンガみたいな話、通用するかよ」って思ったが、昨季は完膚無きまでの歴史的な優勝、見事に通用してしまった
出来るかどうかは別として、クルピ一座も同じ物を目指してると理解した。エエやん、大久保嘉人という想定外の得点源を掘り当てたんやから、やれるところまでやったらエエんとちゃうの?(半分投げ遣り)
その博打が失敗して3回が7年ぶり4回目になっても、今更慌てふためかんから