私の興味がセレッソから離れてしまってるので多くは書かんが、絵に書いたようなIniesta様の引き立て役を演じてしまったな。恥も外聞もなく1点を守りに行ってくれたユンのチームの有り難さが身に染みひんか? ワクワクしたって飯のタネにはならんで。プロは勝ち点3を得る者だけが生き残れる世界なんやで
2. 街乗り
さて、跨がってみるとライポジはYZF-R25に似ていて、Ninja250よりは前傾だがCBR250RRよりは緩い。何れにせよこのライポジでエントリーユーザーに受け入れられないという事はないだろう。むしろプレミアムモデルだからもっと攻めたライポジの方が良いのではと私などは思うのだが、Kawasakiの判断は「これぐらいの方が売れる」なのだろう
試乗前に言われてチョット驚いた事は、「スタートしたら直ぐに6,000回転まで上げろ」 意訳すると6,000回転より下は使わない方がスムーズに運転出来るという事だろう
実際はもっと下の、例えば4,000回転とかでも問題なくチンタラ街乗り走りが出来るのだが、確かにタコメーターを見れば4,000回転以下を推奨してない事が分かる
だまし絵タコメーターで4,000回転以下を使わせない暗示もその1つだが、前回書いた「下がスカスカ」と言われない為の対策は相当シッカリやってるようで、"6,000回転以上"を特に意識しないでも停止状態からスムーズにスタート出来る。最新の4気筒エンジンは大したモンやと感心しながら、赤信号で停まるとふと違和感が
「あれ、空吹かししてもうたか?」
アクセルグリップは捻ってないつもりなのに、ニュートラルから1速に入れるとエンジン回転数が微妙に上がる。何と電スロである事を利用して、ギア状態によりアイドリング回転数を変化させてる!
そこまで気を使わんでもエンストせんけど... と私などは思うのだが、「絶対に低速トルクが薄いと言わせない」というKawasakiの心意気が伝わって来るようだ
走り出してしまえば完全に「下がスカスカ」呪縛から解放され、極低速でも2気筒ライバルと遜色なく扱える。そして道が空いてきてアクセルを捻ると心地よく回るマルチシリンダー! これぞツインでは味わえない4気筒ならではの醍醐味!
エンジンフィーリングだけじゃない、聞こえる高周波が2気筒とは明らかに違い独特で「俺は特別なバイクに乗ってるんだ」感が湧いてきて、オーナーとしての自尊心をくすぐられる事間違いなし
このように、街乗りに関してライバルにヒケを取るところが無しで、それどころかプレミアム感アピール度も十分で命題の第一関門突破!、と言いたいところだが、住宅地に入って気付いた難点が1つ、それは...
「この音じゃ近所迷惑やろな」
表通りを走ってる時は痺れるような4気筒サウンドが、静かな住宅地ではやたら五月蝿く感じて気が気じゃない。「家に近づいたら気を使ってエンジン切って惰性で帰る」という話を聞く度に(特に大型ユーザーから)、「そんな大げさな」と思ってたが、ZX-25Rを購入するには同様の気遣いがオーナーの必須条件、かも? (続く)