ACL第2節 解説に恵まれないセレッソ

急増U22チームのような相手の1戦目と違って、2戦目の相手は手強かった。30過ぎのベテラン揃いで多国籍(?)のチームは一見終わったロートル集団に思えるが、裏を返せばその年齢まで現役を続けられてる選りすぐりの歴戦の勇士達。その試合巧者ぶりを存分に発揮して、セレッソはチアゴのGolazoが無ければ赤っ恥かかされるところやったわ

 

そんな、深夜に見てる眠気を覚ましてくれるような試合展開(内容ではない)に水を指してくれたのが邪魔な"音声"。お隣のクラブで引退のセレモニーをした、やかましいだけのあの男である

 

戦術について細かい解説が出来るだけの知能が無いのは先刻承知だが(そもそも勉強してないやろうし)、香港についてのあの言及はいただけないやろ

 

聡明なセレサポ諸兄なら、昨年から香港の状況は悲惨の一言に尽きるとご存知であろう。先日も新聞社が潰されて、更にはその主筆が逮捕された事が報道されたばかり

 

”大人”の解説者として、「サッカーの試合の中継なんだから、関係ない香港情勢には触れない」ならまだ話は分かる。それを香港がさも楽しい場所のように想像して「岡野さんに聞いてみよう」とは、どこまで常識知らずのお子ちゃまなんやろか?

 

ホンマ、セレッソは解説に恵まれへん。もう1人も辛気臭い話し方で公の場で話させる事自体が放送事故レベルやし。あの値段でJリーグ全試合のみならずACLまで放送してくれるんやから、解説の質まで求めるのは厚かましいけど、毎度解説が誰かを知る度にガッカリさせられる

 

というのもセレッソがメディア向きのOB人材に事欠いてるからなんやろうな。DAZNの人もそこまでセレッソに詳しい訳やないから、手持ちの駒からセレッソ所属歴のある人材を捜すんやろ。すると、どう考えても桜色よりも青黒にドップリ染まってる敵のスパイのような人物を選んでしまうんやろ

 

実はセレッソにも極めてメディア向きなOBが1人居って、それは何を隠そうレジェンド森島寛晃。アンバサダー時代にFM長居や各種イベントで鍛えられて、その喋りや解説で触れた前2者とは比べ物にならないぐらいのお茶の間向き

 

そんなメディア向きな人材が今、クラブの社長をしてる。適材適所の真逆を行く、企業セミナーでやってはいけない事例として紹介したいぐらいの悪例である

 

今季の散々たる成績で「アンタが社長やってるとチームが傾く」と分かるやろうから、来季からは得意の話芸を磨いてメディア露出の方面に配置転換してもらったら? その方が本人も楽しいやろうし

 

相方のGM? 物書きにでもなってまた本でも出したらエエやん。何を思ってあんな血迷った事したか興味あるから、10冊ぐらい買ったるで(笑)