五輪グループステージ第2戦 ”林”姓は持ってる?

前回の私の進言を高倉監督が受け入れてくれたのか、この試合では元桜の10番林穂之香が目出度くスタメン出場を果たしたな

 

しかし同選手は元々はバックアップメンバーで試合に出場する可能性がゼロだった立場。それが正式メンバー22名制に変更されて、スタンドで応援の立場からいきなりピッチに立ってキックオフの笛を聞いてる

 

サムライブルーの方でも、最前線に立つのは同じくバックアップメンバー上がりの”林”。他のFWの選手のコンディション不良などの事情はあると言え、もう完全に今大会でのFWの第一選択に収まってる。世の中、どう転ぶか分からないものである

 

出場機会においては大きなチャンスを掴んだ林穂之香選手であったが、試合は残念な結果になったな。正直、両國のランキング通りに実力差が反映されただけの気がするが、残念なのは前半に黄紙を貰った事。あのせいで以後はガッツリ行けなくなったし(万一2枚目を貰ったら、日本はそれこそノーチャンスになるし)、ショボい相棒ボランチより先に引っ込められる事もなかったやろ

 

残念と言えば、この試合を中継してた放送局。皆さんご存知の、国民の敵犬HKである。本大会が始まると怒涛の如く色んな競技が同時開催され、この試合の裏でも色々な競技があり、「後で林穂之香の大活躍をじっくりみよう」とサッカーは録画視聴と決め込んだ

 

で、死闘と言える熱戦、高藤選手の準決勝を観てた。今の柔道のルール、「技あり以上を取らないと延長は終わらない(反則負けを除く)」はエグいな。もしfútbolで延長戦が「どちらかが得点するまで終わらないゴールデンゴール方式」やったら、どうなるやろ? すぐにGGが決まれば良し、しかし本来の延長戦30分が過ぎても決まらなかったらもう両チームの選手は疲労でグダグダ、「カウンターでGKまで交わしたのにがら空きのゴールへのシュートをフカす」なんて状況すらありえるやろ

 

そう考えたら高藤選手が試合終了すぐに倒れ込んだ相手選手を助けるように起き上がらせた事は、よく分かる。柔道の試合で10数分って、試合放棄せんかっただけでも素晴らしいで

 

てな事を考えて、ふとチャンネル表示を見ると1ch。あれっ、なでしこの試合してる筈のチャンネルやろ? 何で柔道やってんねん? と他のチャンネルに換えるとEテレでなでしこの試合は既にキックオフしとる。でも番組表示欄は別の競技名を示してる

 

そして試合途中からサブチャンネルの洗礼。嘗て初戴冠した天皇杯の準決勝でもやられたが、平成初期のもっさり画質への”島流し”である。(あの時はチャンネル切り替えでモタモタして、藤田アシストのヨーイチローの決勝ゴールを見逃してしまった)

 

今回の五輪、始まる前から不祥事、グダグダ続きでその運営の最低さが世界に知れ渡ったが、せめて放送ぐらいはマトモにせえよ。これ、録画で見ようと思ってた人らは録画出来へんかったんとちゃうか?

 

参加12チーム中8チーム勝ち抜けというユルユルルールのお陰で、第3戦に勝てば多分勝ち抜けとまだまだツイてるなでしこ。必見の一戦なので、公共放送なる定義不明の放送局は次は予定通り正確に放送して国民の敵の汚名を返上したらどうや?