W杯アジア最終予選第2戦 まだ窮地は脱してない

ネット配信のみとなった第2戦、一部にはテレビ放送が無い事に「サッカー人気の危機!」とかヒーヒー言ってる向きもあるようだが、テレビ局がお手上げなのにまだ別の視聴方法があるとは恵まれた時代になったものだと、個人的には思う

 

さて、そんな一部の人しか観れなかった第2戦、1-0で勝利でひとまず安心… な訳ないで。1戦目で赤っ恥の敗戦を喫した時から、危機的立場は何も変わってないで

 

大概フチボウを語る時は、やれ戦術がどうのだの、やれ誰それを使えだの、試合そのものに言及するものばかりだが、そんな事はスタジアムにすら来ないで深夜に地球の裏側の試合ばかり見てる輩に任せて、現実主義の私としては常に気になるのは先の事、星勘定である

 

先ずは最終予選の組み合わせから見てみよう。今回は6チーム2組に別れてるのだが、日本の属するグループBは戦前には以下のように見られてた筈

 

予選勝ち抜け争い:日本、豪州、サウジ

数合わせ:オマーン、越南、志那

 

早い話、3強が自動抜け2枠を争う構図。そしてその2枠は日本と豪州が占めるだろうから豪州には負けるかもしれないがサウジに勝ちさえすれば2位抜け出来るぜ!が当初の皮算用。ところが初戦にオマーンに負けた事で、その青写真が儚くも消失。3強から4強に情勢が変更、最悪の場合当初のライバル豪州サウジ両方の上を行く絵図を描かざるを得なくなった

 

即ち4強以外の2チームに勝つのは当然の話な上に、勝ったところで星勘定上は何も前進する事はない。事実上、4チーム中2チーム勝ち抜けをやってるので

 

しかし世間的には「1戦目はつまずいたけど、2戦目勝利で立て直した」の論調になるのだろう。対戦相手の名前さえ見なければそういう星勘定になるから。しかしそれはゴマメのチームに勝ったに過ぎず、4チーム中2チーム勝ち抜けだと考え方を改めないと取り返しのつかない事になる

 

そう考えると、森保で続ける事の無意味さに気付く。10月の2戦、豪州戦とサウジ戦に負けたら6試合短期決戦で3連敗スタートで、詰む。そして森保でやってる以上、2連敗の出目の確率は低くないと思うのだが

 

この支那戦は初戦の敗戦から時間がなかったから続投なら、まだ話は分かる。しかしその裏で新監督を仕込んでなかったら、セレッソが行くはずだった泥舟カジノクルピと沈む道を日本代表が歩む事になる

 

「俺らあそこで決断してなかったら、こういう未来になってたんやなぁ」なんて感想をセレサポが抱かなくて済む10月2連戦であれば良いのだが