第19節A札幌戦 競う相手は残留争いチームに非ず

前回、結果残してない選手を使い続けるのは他の選手のモチベーションを下げる事になると書いたが、それに発奮したのか知らんがツインズ弟が2戦連発ゴールを挙げたな

 

エエ傾向や。サッカーは点を取るやつが王様。同選手は次の試合に向けて「点取った俺を使え」と堂々と主張したら宜しい。私を含め多くのセレサポ期待の若手の山田と本格化の兆しのある加藤りくじろーが先発2トップ起用され続けるのは喜ばしいが、今度は彼らが「何であいつが…」と突き上げを食らう立場。そして折角手に入れた先発の座をアラサー選手に奪われない為にがむしゃらにゴールを狙う… これが本来プロの世界に課せられた競争の、善循環

 

これはW杯最終予選でチーム離脱してたタガートにしても当てはまる。グループ首位を走る国のエースストライカーと言えども、セレッソに於いてはセレッソのFW達との競争に勝った上でのスタメン起用でないとおかしい。久々にゴールを挙げた大久保嘉人とかはコンディションも戻ってきたようで、中東帰りの豪州人に「君は何ゴール挙げたの?」って冷やかしてやればエエんとちゃうかな

 

そして以前に今のセレッソはCB王國と書いたが、ここまで名前を挙げた選手を見ればお分かりの通り、気がつけばFWも有力選手だらけ。チョット前に「FWを獲れ!」と連呼されてたのが嘘のような選手余り状態

 

選手”余り”… そう、余ったと判断された選手がどうなるかはプロの世界の世の常で、早い話がセレッソには来季に向けての生存競争が始まってると考えて良い

 

この争いはFWに留まらず、他のボジションにも言えるやろ。例えば私が最も期待してる中島もっくん。清武の負傷により起用されてるが、この試合程度の出来では次戦の先発起用すら怪しい。何故なら2列目には西班牙帰りのビッグネームが控えてるから。既に途中交代で起用されてるから、いつ「頭から乾で行こう!」になってもおかしくない

 

で、激しいポジション争いの末、もし若手がベテランから定位置を勝ち取ったらもう怖いものは何もないやろ。セレッソのビッグネームの上を行けたのなら、対戦相手の選手に勝てない道理はないから

 

もう勝ち点数えて残留争いの心配するターンは終わった。これからは'22仕様セレッソ先取りや。手強い”身内”と切磋琢磨して、その勢いをチーム力に乗せて埼スタへ…