第32節A広島戦プレビュー 小菊はツイとる

前戦ACLよりもキツめのプレスで試合の主導権を握られて、前半早々に一発パス通されて先制点を許し、後半にもタッチダウンパス”から失点、攻撃ユニット総替えで反撃に出るも前戦以上に得点の匂いのしない攻撃を続けるだけ… こう書くとルヴァン準決勝に向けて何の希望も抱けない敗戦のように思えるが、私がその見方を一変しておこう

 

小菊、ツイとるで

 

仮にこれが準決勝の1stレグやったら、「先手取られて既に敗退は濃厚」の展開やろ。しかしこれはあくまでも前哨戦。あれだけの完敗を喫したところでルヴァンは別カテゴリー、未だに試合開始前の全くイーブンな状況。本番の半月前にリーグ戦が組まれる何て偶然そうそうない。これだけでも相当ツイてるのだが、幸運だと思う真の理由は他にある

 

快勝に湧くレッズだが、裏を返せば良いところが全て出た試合で、謂わば手の内を晒したようなもの。セレッソはそれをしっかり分析すれば良いのに対し、相手はその裏をかくのは困難を極める。分かっていてもあれだけ上手く行ったやり方から変えるのは相当な勇気が要るギャンブルだから

 

対するダメダメだったセレッソの、あんな不出来な戦い方を分析したところで欠伸が出るだけやろ。つまり相手はあの試合から”次戦”に向けては何も得られなかった

 

相手がする事は分かってる、相手はこっちの出方が読みづらい… 私が監督やったら、この状況を作り出せた事に「仕込みは上々」とほくそ笑むで。そして準決勝までの3試合は死んだフリを決め込む。そして1stレグで出し抜けを喰らわす。その試合は浦和にとってはホームゲーム、H&A制のトーナメントでは絶対に負けられない試合。終了のホイッスル聞いてから相手の目論見に気がついても、既に時遅し

 

まぁ、こんなインチキな手が成り立つのも小菊が好機到来である事を理解してる事が絶対条件やけど、気になる残留も相変わらず降格圏のチームが一向にエンジンがかからない様子だし(未だに降格を心配する人は、セレッソじゃなくて徳島や仙台の情報を調べる事をオススメする)、それぐらいの勝負に出る価値はあると思うけどな

 

なによりも、無能ヒゲの手持ちのカードは小菊続投しかないんやから、小菊サン、今シーズンはアンタの方が圧倒的に有利な状況に居るんやで。仕掛けの為に3連敗したところで、

 

「(アホ)社長のお言葉通りタイトル獲りに行ってますが、何か?」

 

ぐらい言ってやればエエ