ルヴァン決勝vsグランパス戦 運気と高さと

サッカーファンの大多数はやれ5レーンがとかやれストーミングとかのような戦術や、誰々はダメだ誰々を使えのような選手起用を語りたがるが、元々ギャンブラーやった私は勝負事に運気が与える影響は彼らが思ってるより遙かに大きいと分かっとる

 

何が言いたいかというと、この試合に入るまでのセレッソの流れ、ちょっとツキ過ぎてたんやないか、と

 

同じく名古屋との対戦となった前戦の天皇杯準々決勝で書いたのは、リーグ4位の名古屋と上げ潮で実質7,8位ぐらいの実力までこぎ着けてたセレッソの一戦はかなり拮抗したものになると

 

しかしフタを開けたら3-0でセレッソワンサイドゲーム。しかも相手がフルメンバーに対してセレッソはスタメン9人入れ替えの謂わばハンデを付けての快勝で、もうどう考えても3日後のセレッソ優勝への条件は揃った…

 

揃い過ぎなんよね。公平に戦力分析したらかなり近いチーム同士が2連戦したら、フツーは1勝1敗やろ。なのに”第一戦”でこれだけセレッソにばかりエエ目が出たら、そら二戦目はその反動が来る番やで。せやからこの試合、相当締めてかからんとヤバい事になる気がしてた

 

前半を終えた時、殆どセレサポは「前半スコアレスは悪くない」と思ったやろうが、解説の誰かさんに「0-0での折返しは名古屋ペース」と見抜かれてたようにその時点でセレッソは相当追い込まれとってんなぁ

 

小菊もそれが分かっとったから後半頭から交代カード切って早めに手を打ったんやろう。その判断は間違いやないと思うけど、問題はその交代選手がなぁ。いや、キヨの事やなくて何で山田を下げるんや…

 

快勝やった前戦の決め手はCBから鳥海&チアゴのヘッドによる2得点。なのでこの試合でも”高さ”セレッソの大きな助けになる筈やのに、小菊の勝負手は地上戦。これが見事に裏目に出て、逆に名古屋にCKから先制される皮肉

 

前から思ってたけどロティーナもクルピも、そして現監督もみんな”高さ”を軽視し過ぎやで。2CB以外残り全員小型選手なんて布陣を平気でするし。これも試合中に言われとったけどセレッソにとってセットプレーが一番の得点源なんやから、その事実を無視するかのような采配は如何なものかと

 

やっぱりワクワク言い続けた罪は重いで。ロティーナやユンの頃のように堅い試合して結果残す事が重要と分かってる小菊ですら、無意識のうちにワクワクの呪縛に嵌ったかのような選手交代をしてしまうんやから

 

さて、1冠目は夢と消えた訳やが、有り難い事にセレッソにはまだ戴冠のチャンスが残されている。次のチャンスは今回より遙かに可能性が薄いが(決勝まで行けても相手はあのフロンターレやから)、そこで奇跡を起こすためにベンチに高さのリーサル・ウェポンを置いておく事をオススメするわ