第34節A徳島戦 セレッソフロントの”被害者”ロティーナ

是が非でも勝ちたかったルヴァン決勝はCKヘッドそらし一発でアッサリ負けて、”大一番”の後で勝とうが負けようがどうでもよかったリーグ戦は”同じ技”でアッサリ勝利… 勝負事ってのは思惑通りにいかんモンやな

 

この試合は、残りの消化試合の中でも最も負けてもいい一戦やったんやけどな。何故かというと相手が降格圏最上位の徳島で、彼らが勝ち点3を掴む事で某チームをビビらす事が出来たから

 

その某チームとは言わずとしれたお隣さん。同じく第34節で勝利して勝点を40まで積み上げたので結果的に残留”当確”になったが、仮に徳島が勝ってたら両チームの勝ち点差は7、これでもお隣の残留は濃厚だが”当確”の現状よりかは肝を冷やした事だろう

 

残り4節で残留争いは湘南、清水、徳島そして大分の4チームか。ここらへんの読みがいい加減になるのは自チームの事ではない、つまり高みの見物やから。高みの見物、そんな悠長な事が許されるのはフロントのしでかした不手際を考えらたら信じられない幸運やけど、それは偏に新監督と選手の努力の賜物なんやろうな(有り難や、ありがたや)

 

そんな僥倖に預かったセレサポとは正反対に、とことんツイてないセレッソ”関係者”が居る。前々監督の"El mister"、ロティーナである。セレッソを”解任”された後の職場のエスパルスでも馘首を切られてしまった

 

最高位が3位と大した経歴もないクラブで見事ACL出場権を獲得し、歴代最高勝率の監督なのに続投希望をソデにされ、同じくセレッソを追い出された大熊元GMに請われて行った先の清水でも解任、踏んだり蹴ったりとは将にこの事である

 

ティーナが続投していたらセレッソがどういう結果になっていたかは推測の域を出ないがレヴィよりはマシな成績を残せてただろうし、少なくとも途中解任される事はなかったとは容易に想像出来るのだが(まぁ、どこまで行っても仮定の話に結論は出ないのだが)

 

ワタシ的にはセレッソ新旧監督因縁の最終戦にプロレス的興味を持っていたのだが、ロティーナが切られた以上、それはある意味弔い合戦。キッチリとケジメをつけさせてもらいまひょ

 

あれっ、何か最終節のプレビューみたいになってきたが、それぐらい何も懸かってない消化試合には興味が湧かんっていう事。という訳で次回、最終節プレビュー其の弐に続く