'21オフ其の壱 GKの難しさを痛感する永石移籍

シーズン終盤のマズい戦い方で小菊の底が割れて来季へ何の期待も持てないこのシーズンオフ、そんな先行き不安を反映するような”契約満了”ニュースが連発中のセレッソ。まぁ、オフの戦力外選手大整理は予想された事で今のところ大した驚きも無いのだが、一人残念な名前が挙がってきた

 

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4年前のオフに「大学No.1キーパーがセレッソにやってくる」とのニュースを聞いた。当時は今と同じくキムジンヒョンが鉄板のレギュラーだったが気の早い私は「ジンヒョンも30になるし後釜探しが急務」とか思って、もう一人の有望株茂木とどちらが数年後にセレッソゴールマウスを守ってるか楽しみにしていた

 

が、知っての通り桜の守護神はその当時から全く変わってない。それどころか、その頃からずっとリーグ戦全試合フルタイム出場という鉄板ぶりが加速している

 

当然、期待の新人&ライバルの2名はその間リーグ戦出場機会は0分なわけで、U23チームやレンタル移籍に活路を見出すも”来季こそはレギュラー奪取”な展開には全くならず4年が過ぎた…

 

またも何が言いたいか不明瞭な取り留めもない書き出しだが、「GKの世代交代は非常に難しい」という事

 

実はそれほど永石のプレーぶりを見ていないのだが、ライバルの茂木はU23でたっぷりと見させてもらってその突出した才能には太鼓判を押せる。ここ2年ほどJでは若手GKの登用が目立つが、彼らと比べても全く遜色はない筈。なのにレギュラー奪取はおろか、レンタル先でも大した出場機会を得られていない。何故か?

 

一つには、GKが唯一無二のポジションである事。いくら若手選手に才能があるとは言っても、特に問題あるとは思えないレギュラーを降ろす決断には相当な覚悟が必要。よっぽど失敗や衰えが見られる状況にならない限り、長年スタメン張ってるGKを変える監督は居ない

 

悪い事にGKは寿命が長い。フィールドプレーヤーなら30回れば衰えを心配されるが、GKはそこからが本番という選手も珍しくない。実は永石が来た頃、「ジンヒョンもそろそろ衰えたかも?」と思った事もあったがロティーナが来てから持ち直し、更にはフィードという新たな武器まで手に入れてしまった。これはひょっとしたらフロントも予定外の”延命”だったかもしれない

 

それでも「流石にそろそろ代替わりを…」との声も聞かなくはないのだが、だからと言って小菊がそれに踏み切れるかと聞かれたら答えは?だろう。だって来季は開幕から「内容なんかより勝ち点1」の戦いを強いられるのは間違いないので、GK交代なんてチャレンジしてる余裕はない訳だから

 

まぁ、私の悲観的予想では負けが込んでヤケクソのスタメン変更とか、監督が更迭されて新監督が全く違うチームを志向して若手GKの出番が来ると見込んでるが

 

何れにしてもその出番は、もう移籍した永石の為にではないんやけど。次は対戦相手のゴールマウスを守ってる姿での再会を期待しとくわ