'22戦力分析其の弐 坂元の穴を埋めるどころか…

前回、部外者が吹聴してるセレッソの大幅戦力ダウン、主力5選手の離脱は多分フロントとしては想定内だと書いた。そしてFW2選手についてはさしたる損失ではなく焦点は坂元瀬古藤田の3選手の穴を埋められるかどうか、であると

 

その中でも一番の注目は”大駒飛車角クラス”坂元の後釜である。これには明確に解決策がクラブから提示されていて、それは坂元と同じくJ2山形で頭角を現し、そしてセレッソに坂元の後釜サイドアタッカーとしてやって来た中原輝、実に分かりやすい補強である

 

セレッソの戦力分析が低評価される一因は「中原は坂元ほどではないのでは?」という評価なのだろうが、私に言わせれば中原がどのレベルとか関係なく(モチロン中原選手には期待してるが)、既に問題は解決してる。それも半年も前に、乾を獲得した瞬間に

 

長年に渡るオファーが実を結んで乾が桜のクラブに帰還となった時、私も大いに喜んだが、同時に危ぶむ気持ちも浮かんできた。それは「清武がベンチを温める機会が増えるのでは」

 

他にも色々出来るとは言えここ数年の乾は左サイドの選手なので、セレッソに帰ってきたら清武とポジションがバッティングする。で、私の評価は乾に軍配が上がるので清武は別の位置を捜す事になるのだが、右サイドは鉄板の坂元が居るので不可、トップ下や下がり目2トップではもう殆ど機能しないので(今年はそこにチャレンジするらしいが)、「キャプテンは2列目の控えの一番手に格下げか…」とかなり残念な気分だった

 

そこで坂元の後釜が必要という状況である。何の事はない、初めから清武という”代替案”がちゃんと用意されてたのである。だから初めから坂元の穴なんかなく、中原を始め後釜と思われてる補強は実は選手層増強の為松田力が居るのに毎熊獲ったり、丸橋居るのに山中獲ったのと同じ。彼らが既存レギュラーを超えれば”御の字”、ダメならいつものメンバーで… で話はついている

 

先に書いたとおり、開幕では清武は右サイドでなくトップ下あたりで起用されるかもしれないが、Jで初めの青写真通り行くクラブなんてほんの一握り、直ぐにあーでもないこーでもないとスタメンや布陣変更になるに決まってる(特に今年のセレッソは)

 

中原その他の後釜選手が上手く行かなくても、小菊は慌てる必要ないで。「じゃあ暫くは右清武で行くか」ってBプランに逃げたらいいんやから

 

そして去年までの4-4-2からの布陣変更に迫られるだろう、これが藤田の穴も存在してなかったという話に繋がる… (次回に続く)