第2戦印尼GP MC51の産みの親の国で

欧州の欧州による欧州の為のMotoGP、なんやけど世界選手権と銘打ってる以上、欧州内だけ巡業して回るのは看板に偽りありになってしまうので(奴らとすればそれでもエエんやろうけど)、興行的に行われた第2戦の開催地はインドネシア

 

たった4カ国しかないアジア開催国に選ばれるほどメジャーな国かいな? って思わなくもないけど、人口的には世界第4位の立派な大国なんよね。そしてバイク販売台数もインドに抜かれるまでは世界一やったらしく、そらバイク部門の世界上級国民もそんなマーケットを見逃す筈無いわな

 

そんなバイク消費大国インドネシアやけど、私も間接(の間接?)的にお世話になってる。何を隠そう、私の愛車CBR250RRが生まれたのはインドネシアのお陰やから

 

MC51を買おうと思ってた頃、色々情報を漁ってたらHITしたのがこの開発ストーリー

 

car.motor-fan.jp

 

この記事見ると、インドネシアがあるから250ccは商売的に結構意味があるんやないかな?と思える。RRが出た後に、Kawasakiが更に手間のかかる4気筒なんかを出してきたのはこのクラスでトップを取ることに意義を感じたからかも。その甲斐あってか、セールスではZX-25RがRRを圧倒してる(日本市場の話やけど)

 

さて、レースの話やけど、この日のトピックスはMotoGPクラスやなくてMoto2やろう

 

jp.motorsport.com

 

レースのダイジェストを見た時、「おぉ、小椋藍ついにMoto2優勝かぁ」って誤解したけど、アジア開催で日の丸カラーのIdemitsu Hondaのアジア人ライダーが勝つ事の意義は大きいやろ

 

というのも欧州の欧州による(しつこいって)…europeosだらけのMotoGP、勝ってるのは欧州人ばっかりやから欧州人の方が優れてる…と思いがちやけど「タイ人でも勝てるんやから、欧州優位は単に欧州人ライダーにチャンスが多いだけなんやないの?」と

 

それに気づいたんがMotoGPに多い兄弟ライダー。普通、スポーツのトップカテゴリーで兄弟が顔を揃えるなんて事はそうそうないで。例えばこのBlogのメインテーマのJリーグ、トップカテゴリー18チームのスタメン枠は約200名やけど兄弟揃ってバリバリスタメンなんて、各シーズン一組あるかないか(今季はおらんのとちゃうの?)

 

なのにたった20数名のMotoGPライダーで3組も兄弟が居るなんて、何か訳があると考えた方が自然やろ。そう、子供をレースのバイクに乗せられる親なんか極めて限られるという事

 

私の人生でも、プロにたどり着けなかったがプロ野球選手やJリーガー目指してた人には結構出会ったが、プロライダー目指しましたなんて知り合いはたったの一人しか居らん。やたらと同姓ジョッキーやトレーナーが見られる競馬サークルと同様、バイクレースも狭い世界なんよね

 

その狭い欧州人サロンのような世界でタイ人が勝つなんて、españolesやitalianosが勝つことの100倍ぐらい価値があるんとちゃうの?

 

という事で(どういう事や?)同僚に小椋藍も続いてくれ。目指せMoto2で1勝目を