第4戦GP of the Americas 行けイケ、GSX-RR

開幕から欧州メーカーが3連勝でそろそろ日本メーカーの巻き返しが期待される第4戦… なんやけどスターティンググリッドを見るとPPから上位5台Ducati独占、おいおい日本車劣勢傾向は更に強まっとるやないか

 

で、スタートして暫く、落ち着いた順位を見るとやはり1~5位までDucati。その独占ぶりは昨今のGⅠでよく見られる掲示板全頭ノーザンファーム生産馬のよう… とシラケたレース展開かと呆れそうになったが、画面の端に映る青い2台のマシンを私は見逃さなかった

 

Suzukiの2台、イケるんとちゃうの?」

 

序盤、カメラは同じ青でもむしろディフェンディングチャンピオンの方を注目してたようやけど、何となく青銀のマシンの方がスムーズに走れてたように見えた

 

まぁ、公平な眼なら先頭を走るMillerにJorge Martin、Bastianiniが絡むトップ争いを見るのがフツーやろうが、こっちはDucatiなんかに興味はないので日本車で一番前を走るRinsだけを追っかけて見ていた

 

するとまぁ面白い事。数周回毎に1台パスして行くので「残り周回から計算すると、これ先頭までイケるんとちゃうの?」って期待は膨らむ一方

 

そうやってRinsの快走を見てると解説の宮城さんから印象的な一言、

 

「ストレートはエンジニアの勝利」

 

ん~、そうか。GSXの馬力が上がったとは言え、やはり未だDucatiのマシンの方がストレートで速い事は否定出来へんよな。そして更に印象的なセリフが続く

 

「ブレーキングこそライダーのテクニック」

 

つまりストレートでは抜かれるのにコーナーで抜き返してる日本車はやっぱりライダーのお陰で勝ってきた、と…

 

そしてダメ押しが、

 

「直線で抜いてもまたコーナーで抜かれるのは、自分が下手だと言う事を証明しているようなもの」

 

は、は、は、そこまで言ったらもう身も蓋もないで。そして下手だと証明したくないと発奮したのかそこからBastianiniはコーナーで抜かれるどころかRinsをちぎり始め、その勢いのまま先頭に躍り出る。あちゃ~、こりゃこのまま勝たれてしまうな、とまた先頭を見るのを諦めて、興味の対象はRinsが2位のMillerを捉えられるかどうか

 

そうは期待したもののチョット無理目の差に見えたんやけど、最終ラップに入って見る見る差が縮まって、最終コーナー1つ手前で測ったようにパス!

 

また言うけど公平な眼ならBastianini快勝の一戦やけど、殆どRinsだけを見ていたので何やMillerを捉えた瞬間、勝ったような錯覚に陥ったわ

 

もう一台の青銀もチャッカリ4位に入ってるし、何気に結果を残してる2台のGSX-RR。そろそろ次あたり、2年ぶりの優勝イケるんとちゃうの?

 

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