ルヴァン第4節 H鹿島戦 乾の処分について一考察

スタメンオールターンオーバーの即席チームで予定調和にアッサリ負けた一戦やけど、そんな事より最近のチームトピックスは乾の謹慎処分の件やろ

 

乾貴士選手の処分について | セレッソ大阪オフィシャルウェブサイト | Cerezo OSAKA

 

既にベンチから外されてる2試合も含める8試合の出場停止、チームが自主的に課すペナルティとしては異例に厳しい処分やな。あのピッチ上で見られた振る舞いだけでここまでの厳罰が課せられるとは考えられないから、何の確証もない全くの推測になるが何故こんな厳罰になったかを考察してみたい

 

先ず第一に考えられるのはスポンサー案件。これは一応、公式発表の「サポーターの皆様の前で…」の一節から推し量れるのだが、やはり今のJクラブにとってスポンサーを失わない事は至上命題なんやろ

 

そらそうやろ。大したビョーキでないと分かってからもアホ政府が延々営業活動を妨害し続けた結果、どこのクラブも台所は火の車。セレッソもサポミで悲壮感漂わせながら”課題は収支改善”と説明してたように、クラブの存続を賭けた問題でもある

 

私がこの異例の厳罰を「やり過ぎやろ」と言いたくても言えん理由がこれで、

 

「乾、お前はセレッソとオサラバしても引く手あまたで何も困らんやろうが、お前の行為でスポンサーが離れたりしてもその逸失利益の補填までは出来へんやろ?」

 

ACLダービーで干された頃ならともかく、今の乾はもうW杯にも出て、リーガ最多出場日本人選手になり、スペイン国王の晩餐会にまで招待された押しも押されぬ国際セレブの”公人”やで。野良犬若手選手のような振る舞いは、もう無理やと理解せにゃアカンわ

 

次に考えられるのは、そのACLダービーでの前科。やっぱりね、”初犯”と”前科持ち”じゃ、周りの対応は違ってくるで。「こいつまたか、こりゃ次もやらかしかねないから厳罰を…」って思われても仕方がない

 

償ったんやから前科を問うのは間違ってる… それはあくまで理想論で、そんなお花畑な世の中ならアンタの職場も前科持ちだらけになってる筈やけど、日の当たる職場なら履歴書の賞罰欄見て弾いてるのが現実やし

 

そして最後に考えられるのが、ジーニアスの苦い記憶。子供の頃からセレッソ一筋で誰よりも背番号8番を愛してたクラブアイコンがあんな形で袂を分かったのは、クラブ(シャチョー?)としても痛恨の極みやったんやないの?

 

あれも検証すれば監督に反旗を翻した選手に相応のペナルティを課せられなかった事が問題だったと結論付けざるを得ず、それが「同じ轍は踏まない」とフロントを気負わせてしまったのでは?

 

まぁ最後のヤツは乾に何の責任もなくとばっちりのようなものだが、これら複合的な要素が絡み合って、異例な処分になってしまったと

 

というのが私の考察やけど、真相はまだ闇の中。それについては、現職辞めた後にまたヒゲカジが回想録書いてくれる事を期待しておこう