名古屋モーターサイクルショー訪問記其の弐 セントレア空港島到着

SAで一枚着込んで新名神を一路東へ再出発。少しはマシになったとはいえまだ寒さに苦しみながら走る私とは対照的に、実に快調に回るCBR250RRのエンジン

 

一般的に高速道路はエンジンがデカければデカいほど楽に走れるのだが、私には10,000回転で回し続けるこの感覚が堪らなく心地いい。自分の車体だけの個性かも知れないが、RRは8,000回転を超えるとまるで別のエンジンのような咆哮を上げだす

 

高回転で回し続けて走るのは一般道では中々出来ないのでこれだけでもカネ払って高速を走る価値はあるなぁと思いなが走ってると、いつの間にか伊勢湾岸自動車道に入り名古屋港が見えてくる。すると今までの山の中の風景から一変、阪神高速湾岸線と似た港湾の絵が目に入ってくる。このあたりは海風に加えて大型トラック軍団が道路上の壁のように立ちはだかるので、それまでのようにガンガン走るという訳にはいかないのも湾岸線と似た感じ

 

で、新名神が思いの外空いていて早く着きそうなので、時間調整に湾岸長島PAに入る。すると目につくのはガラガラの車用駐車場に反して多数停まってるオートバイの”群れ”。おっ、これは近畿方面からやって来た名古屋モーサイ訪問客一団では? と俄然イベント参加お祭り気分が湧いてくる

 

そう気づくとその後の高速道路上でもやたらバイカーが目について、そして東海ICで降りて国道247号線に入るとそこは道を埋め尽くす”野狼”だらけの非日常光景… 来たで来たで3年ぶりのこの感覚

 

そしてセントレア大橋を渡る為にインターに入ると何とゲートで止められる程の大混雑! え~、モーサイそんなに大人気なんかよ、会場はもう目の前なのに… とバイクだからすり抜けしてサッサと行きたい気持ちが湧いてきたが、ここに来るまでに出会ったバイクの一団、何故か全然すり抜けせず行儀良く車列に並んでる人ばかり

 

う~ん、やはりこんな僻地イベントにまで来る人達は純粋なバイク好きで意識が高いのか… と思いつつ、すり抜けとは見なされない程度の”車線変更”を駆使して、何とか鬼渋滞地点をパス

 

そして会場と思しき建物を横目に見つつ、周りについて二輪の駐車場へ。係員に誘導されて次々整列駐車するオートバイの群れ。将にオートバイイベントの光景だが、嘗ての舞洲のイベントとかに比べたら寂しい台数…

 

と思いながらヘルメットを脱いでると、何と相方が歩いて来る。う~ん、何の打ち合わせもしてないのにこんなに簡単に見つかるとは、やっぱりバイク少なくて見つけやすかったんやね

 

来場客少ないんやったら展示をゆったり見れるのではと期待したが、目に入るのは建物の入り口から伸びる長い行列… あれ?

(続く)