さほど期待してなかったのに意外と長くSuzukiブースを楽しんでしまったのでもう昼食の時間。展示場奥の”キッチンカー”グルメエリアも美味そうなのだが、展示場の外の同じ建物内の食堂が空いてたので(食券を出して注文を受け取る為の行列はあったが)、そこで昼食をとる事に
飯食いながら、普段は話す相手も居ないバイクについてのダベリを学生時代の深夜のファミレスのように延々続けてたのだが、目に入るのは昼過ぎなのに未だに展示場入り口に出来る行列。あ~あ、昼からまた長い列に並ばんとアカンのかと思うとなかなか腰を上げる気になれず、ダラダラとオートバイ談義を続けてしまった
しかし、再入場者は別入口にしてサッサと入れてくれても良さそうなモンやが… やっぱり展示場に入る人数をカウントして制限してたのかな?
さて、食後最初に向かったのはKawasakiブース。相変わらず入場制限してたので並んでると、ブースに入る時に渡されたのは薄いビニール手袋。う~ん、こんな御為ごかしな事を未だにやらされるとは大企業とは大変やな、と呆れつつブース内に入る
Kawasakiは個人的には日本で一番勢いのあるメーカーだと思うのだが、その原動力は大型車、中でも400cc以上クラスで販売台数No.1を誇るZ900RSやろ
ちなみにフルカウル大好きな私は、この古臭い昭和デザインの何が良いのかサッパリ理解出来んが、”売れるが正義”と言われたら返す言葉はない。同じZ900ならこっちの方が圧倒的にカッコいいと思うんやけど、レトロなRSの方が間違いなく売れるんやろうな
ちなみに同じレトロ路線でミドルクラスも用意してるようだが、HondaがRebelで実践した「売れたら排気量違いのシリーズ化」が現在のバイク業界必勝戦法のようで、Kawasakiもそこでシッカリと稼ぐんやろうな
それからKawasakiの大型車と言えばもう一つの看板モデルNinja H2。あまり大型に興味のない私も、あそこまで突き抜けた超絶性能には一目置かざるを得ないのだが、そんなH2もやっぱり儲かるのはツアラーモデルらしくH2 SX SEの新型
レーダー式クルーズコントロール、つまり先行車に追従して勝手に速度調整してくれる4輪ではお馴染みのシステムが2輪にもかぁ… それ以外も運転支援機能モリモリで、自分では買わないけど(高すぎて) 日本メーカーの先進性をアピールする為に行けるところまで突き進んでほしいモデルである
それから最近のKawasakiで目立つのは他ブランド戦略。またもや私には何が良いのかサッパリ理解できないレトロ路線のメグロとか…
フロントフォークのないセンターハブステアリングというユニークなテージH2で注目を浴びたBimotaの新型、KB4等々。日本語とは難しく、こっちを表現するのも「何が良いかよく分からない」になってしまうのだが、それは”中身が凄すぎてどんなに良いのかよく分からない”の意味で(笑)
そして私がKawasakiで最も興味のあるWSBKマシンのZX-10RRは、何故かKawasakiブースでなくNGKのブースに飾ってあった。他社のレースマシンとならんで…
私の好み的には好き嫌いはあったが、どのモデルも商品性が高く今のKawasakiの好調さがヒシヒシと伝わってくる活気あるブースだった。さて、これを迎え撃つ4大メーカーの雄たるHondaは、どういう戦略で臨んでくるのだろうか…
(続く)