ルヴァンプレーオフ2ndレグプレビュー エース流出の考察①

昨日正式発表されてから他サポも含めてその話題で持ち切りの乾の退団劇。それこそ代表のガーナ戦など吹っ飛ばす程の騒がれようや。私は謹慎処分が発表された時にも考察を書いたが、長年待ち焦がれてようやくセレッソに帰還したエースが何で1年保たずにチームを去る事になったのか、再度検証してみたいと思う

 

今回の退団劇はサッカー界全般を見ても極めて異例やろ。公になってる事象だけを見ると、①途中交代に不満を意を表した選手が、②その態度を咎めたコーチとベンチ前で揉めて、③その後チームから6(+2)試合出場停止&チーム練習参加禁止の処分を下され、④謹慎が解けてもチーム練習に戻って来ず、⑤選手とフロント合意で契約解除となった…

 

時系列で並べても「何で⑤の結果に至るんや?」との思いしか浮かんで来ない、奇妙キテレツな事件である。つまり、マスコミ報道に垣間見られる、公式には認められてない部分が明らかにならない限り、何とも判断の下しようがないだあろう。なので噂ベースの推測過多になる事は承知の上、一つ一つ検証していきたい。

 

先ずは謹慎処分の妥当性について。交代時不満を示したとは言え、監督とはハイタッチらしき事もしてるし、小菊も試合後のコメントで乾に多分に理解を示すコメントを残してる事から、この手の騒動で一番良くある監督との不仲により出されたものではない事は明らか

 

ではベンチ前でコーチと揉めた事が原因なのだろうか? 確かにコーチとの軋轢が生じた可能性はある。が、所詮コーチはコーチ。「コーチが気分を害してるから厳罰」とか「コーチが処分を決めた」なんて私には想像し難い

 

監督でもコーチでもない、況やチームメイトは殆ど話題にも上がってない(新聞情報レベルでは後に出るが)。つまり今回の処分は間違いなくフロント主導で出されたものである(確証はないけど、まぁ間違いないやろ)

 

ここまでは多くのサポも同意見だと思うが、問題はその処分内容。私は以前に、スポンサーの体面を気にして、そして前科があるのでフロントが厳罰を課すに至ったのでないかと考察したが、そういうフロントの考え方は分からなくもない。が、処分内容の決定で大きなミスを犯したのでは?

 

6(+2)試合の出場停止、これも相当異例なのだが、まぁこれについては良しとしよう。私が思うフロントの大ミスはチーム練習参加禁止にした事

 

知っての通り、乾は四六時中ボールを蹴っていたいタイプの選手である。欧州在籍時も夏のオフにワザワザ舞洲までやって来てセレッソの仲間たちと練習してたぐらいである。つまり乾にとってボール蹴って猛練習する姿を見せる事が謝罪の気持ちを表す唯一にして最大の手段で、それを取り上げられて口先謝罪のおべんちゃらで対処出来るような世渡り上手ではない筈

 

早い話、乾の生きがいを取り上げてしまったのは大失態やったんとちゃうの? 確かに騒動あって直ぐにチーム合流は無理かもしれんが、1日か2日自宅謹慎にしてその後は練習場で猛練習して反省の色をアピールしろよ、で良かったのでは?

 

こんな大多数のサポが考えつく事を、かつてチームメイトでもあった元選手のシャチョーが思いつかんかった。そう、今回の問題の核心は処罰された乾やなくて処罰した側にあった… (続く)