第10戦ドイツGP Quartararo > Ducati >>> Honda...

ロードレース"世界"選手権とは名ばかりで、Ducati GPと化してるしてる今のMoto GP。それは予選結果を見ても一目瞭然で、Q2に駒を進めた12台中7台はDucati。ちなみにDucatiのエントリー台数は8台なので、殆ど全車がQ2に勝ち上がってる。で、スターティンググリッド前半はDucati、(Quartararo)、Ducati、またDucati… まぁ見事なDucati選手権状態やね

 

そんな”ワンメイクレース”状態を何処吹く風と先頭を走り続け、2位に大差をつけて優勝したQuartararo、異常やろ。だってYamahaの他3台は遥か後方からのスタートで、決勝レース中は一切画面に映らないゴマメ扱いのダメマシン。それを本人だけは易易と2番グリッドゲットからの楽勝。どんだけウデが違うねん

 

自分は別にYamahaには何の思い入れもないのだがDucatiに非ずばMotoGPに非ず」状態の今シーズンで、マシンの性能差を嘲笑う如き快走を続ける青い20番を見てると流石に頼もしいと思わざるをえない

 

ディフェンディングチャンピオンが大差で優勝、フツーに考えたらこんなツマラン展開はないのだが、「何故あんなに遅いマシンで速く走れるのだろう???」と謎は深まるばかり、興味深すぎる

 

ホントに遅いかどうかは別にして、ポイントリーダーのライダーを擁して面目を保ってるYamahaと違い、Hondaの惨状は目を覆うばかりやな。このレースでは約40年ぶりにトータルHondaとしてノーポイントレースを記録、4台中唯一の完走のBradlは最下位フィニッシュ、しかもマシンが熱すぎてレースにならないって…

 

Marcが圧倒的な強さを見せてたのはもう3年前の話とは言え、ここまでの落ちぶれようはチョット信じがたいレベルやで。来季からSuzukiが去り、Yamahaもワークス1チーム体制に減るので日本メーカーとしてHondaの重要性は増すばかりやのに…