北海道ツーリング 第6日目 其の壱

ノスタルジー感じる”夏合宿”の一夜が明けた。このツーリングは早朝出発で計画してるから我々だけ早起きだろう…と思ってたのだが、他の客もほとんど同じ時間に行動を開始してた

 

学生時代なら「じゃあ一緒に行こうか?」てなノリになるやろうけど、バイク、クルマ、公共交通機関(?)と移動手段もバラバラ、おまけに本日は逃したくないツーリングポイント満載なので、泣く泣く同行は諦めて「サヨナラ、残りの旅も楽しんでね~」と出発

 

本日最初の目的地は開陽台展望台。そう、地球が丸いことが感じられる360度全方位地平線の有名観光スポットだ。摩周湖からここに着くまでやたら真っ直ぐな道が多い。北海道は全般的に直線道路が多いのだが、とうとう本当の道東に足を踏み入れた気がした

 

開陽台に着くと先ずは全方位地平線を見るべきだが、朝食摂らずに出発した我々は「景色よりも取り敢えず何か食べよう」 元々朝は食欲がない私はコーヒーでまったり、相棒は北海道らしくソフトクリームで口の周りを白くしてた

 

まだそんなに走ってないけど何故か疲れを感じてお尻に根が生えたように座る我々。そうこうする内に天気は怪しくなり、着いた時に見れた見事な眺めはどこへやら、慌てて外へ出て撮った写真は360度どころかどこにも地平線のない、こんなの…

 

確かに来た時は丸く見えたよ、の絶景ポイント開陽台

次の目的地は野付半島。そう、どうでしょうの富山石川の地理で覚えた「潟湖、砂州砂嘴…」の日本最大の砂嘴である。今朝はそれまで周りは緑の中を走り続けてきたが、急に海が開けて全く別の土地を走ってる印象

 

そして前回紹介したMOTORISEで流れた風景まんまの、両側海の中を走る。この半島、地図では小さく見えるのに実際走ると簡単には”先端”までたどり着けない(流石北海道)。で、ネイチャーセンターに着いたらお腹一杯、計画では半島先端まで更に歩いて行くつもりだったのだが折り返して次の目的地へ(隠れたつもりで角だけ見えてる蝦夷鹿も見れた事やし)

 

途中駐車場にて。野付半島の壮観さはMotoRise本編で堪能して

 

本日3番目の目的地は、知床横断道。オートバイツーリングの我々としては、観光地ではなく走る事自体が目的という本日のハイライトである。で、ここから先は何も無い予感があるので標津町で昼飯を済ませて、右手に根室海峡を見つつ、延々海沿いの道を羅臼へひたすら走る

 

特に有名店でも特別なメニューでもないが、何気に大当たりだった海鮮丼

 

日高町から浦河町の海沿いの道を走って時にも感じたが、北海道の海岸沿いの異世界終末感は痺れる。別にこんな田舎住めんやろって意味ではなく、日頃クルマだらけの大阪の道を走ってる自分の日常とのあまりの違いに、日本って色んな顔があるんやなと感慨深くなる

 

で、”東海岸”を走り切り、道の駅知床・らうすで休憩。ここまでの道の人気の少なさに反して、この道の駅は結構な賑わい。走ってた時に若干の寒さを感じてたので7月末なのにホットコーヒーで一服。流石ニッポンの東端、大阪と大して変わらん暑さを感じて札幌とは全然気候が違う

 

走った後は身にしみる苦さと相性バツグンの、地元スイーツ😁

 

さぁ、ここから久々のワインディング。常日頃六甲で鍛えた関西人の走りを、北の民に披露する時は来た…