北海道ツーリング 第6日目 其の弐

道の駅で英気も養い、いざワインディングへと知床横断道路へ出発。ワインディングと言えばハングオフに膝擦りのイメージで行きたいのだが(あくまでもイメージで膝なんかこれっぽっちも地面に触れないが)、タンクバックとリアシートに括り付けたリュックの荷物満載では、教習所の教官もビックリなほどの安全運転しか出来ない

 

が、それで十分だった。ここまでは道が長過ぎるので行き交うクルマが少ない”錯覚”があるが、知床という観光名所ともなれば交通密集度も上がる。つまりすぐにクルマに前を塞がれて飛ばしたくても飛ばせない訳。なので絶景を楽しみながらゆっくりとモードに切り替えたのだが、相棒は台湾人の血が騒ぐのかパッシングにかかるんよね

 

ちなみに、台湾人はスクーター派が圧倒的(国民1人スクーター1台社会)で”重機”派は日本以上にレアな存在なのだが、それだけにMTバイク乗る奴はマニア度も高く飛ばすことに関しては皆さん剛の者揃い

 

そんな”野狼”の中では比較的マイルドな奴ではあるが、日本の観光客の運転するトロいクルマをパスする事など朝飯前。私は心の中で「スイマセン、こいつガイジンなので日本の事分かってなくて(汗)」と侘びながら、奴に続いてパスするのであった

 

そして着いたのが知床峠展望台。そこからの眺め、羅臼岳はもう神々しいばかりの絶景。そら、こんな異世界感に触れたら日本とは別世界と勘違いして変な法案を言い出す輩も出る訳や

 

神の住む世界に足を踏み入れた気分

 

展望台を出発してからの峠道は異常にトロいサンデードライバー(私の敵😁)に出くわすこともなく、快適に横断道を走破。いやぁ、やっぱりオートバイはワインディングやで、と走りに満足した後は夕陽台の湯へ。飛ばした後にひとっ風呂浴びる、これぞツーリングの醍醐味やね

 

温泉の後は網走方面へ海沿いの道を走る。右手にオホーツク海を見ながらのシーサイドツーリング、道も中々良くて走りやすく温泉でリフレッシュした身には実に快適

 

そして本日最後の目的地は天に続く道。バイク乗りとしては北海道ツーリングで外せない定番スポットである。しかし到着したら、先程まで海沿いを走ってた時の快晴と打って変わって曇天、しかもそろそろ日も落ちかけで、雑誌にあるような良い絵が撮れん(汗)

 

あいにくの曇天だが、何とか天まで続いてるように見える、か?

 

走ってみた感想は、アップダウンのアップの時は天まで続く感があるかもしれないが雲で天が見えんし、おまけに暗くなる一方で単に直線路を下ってるだけ… ここを堪能したい御方は明るくて天気の良い時に、どうぞ

 

摩周湖から出発して道東の名所を回り続け盛り沢山だった第6日目。もう十分楽しんで満足、後は飯食ってサッサと寝よう…と思ってたが、この日も味わい深い宿が我々を待っていた…