北海道ツーリング 第8日目 其の壱

本日の目的地は富良野旭川からは僅か1時間ほどで、しかも昼過ぎに着けばいい予定にしたので、これまでの早朝出発の為の早起きは返上

 

前日の分を取り戻すように朝寝したかったが、どうも早起きが体に染み付いてるようなので、それなりの時間に起きてしまった。さて、何をしようかと思ったら、着替えのストックが尽きてる事に気づき、洗濯する事にした

 

宿にも洗濯機があったが乾燥機が無かったかもしくは誰かが使ってたので(どっちか忘れた)、旭川散策を兼ねて近くのコインランドリーへ。途中、昨日晩飯に行った平和通買物公園の前を通り過ぎる。地図で見る限りこの辺りが街の中心部の筈だが、昨晩の賑やかな人出に反して今は静かな感じ。まぁ地方都市の朝なんてどこもこんな感じか、と思いながら衣類の乾燥が終わるのを待つ

 

洗濯を終えて宿に戻り準備万端でいざ出発、と宿の前に停めたバイクを見ると、何とスタンドが地面に軽くめり込んでる! 

 

拡大写真で不鮮明だが、確かにアスファルトにめり込むスタンド

 

北海道は凍結対策でアスファルトを柔らかくしているとは聞いていたが、ホントにめり込むとは。幸いバイク転倒なんて事には至らなかったが(よく耐えた、RRよ)、今後は注意する事にしよう

 

予定の時間にまだ余裕があったので、軽く旭川市内を一回りする事にする。先ずは木綿屋男山本家へ。確か奴のリクエストだったが、中の展示に台湾ブースがあったので、もしかして日本酒の酒蔵なのに台湾人に有名スポット?

 

館内にある、台湾にフューチャーした展示

 

次は私のリクエスト(だと思う)、旭川で唯一思いついたスポット、スタルヒン球場。こんな時間に野球場を使ってるとは思えなかったが何やら人の気配がして、中から1人のガイジン様が出てきた。話してみると何言ってるかサッパリ分からなくて、いよいよ私の英語力もヤキがまわったかと思ったが、どうやらロシア人らしい(スタルヒン繋がり?)

 

白人だったら誰だって英語喋れるやろ、と日本人は思いがちやが、欧州にだってサッパリな(もしくはムチャクチャ下手な)人が結構な割合で居る国があったりもする。逆に言うとそういう国に行くと英語も大して役に立たないので、日本人は英語苦手なぐらいで卑屈になる必要は全然無いで

 

英語ダメダメガイジンとのコミュニケーションが得意な私はシッカリと日露友好を果たし(結局何の人かはイマイチ分からなかった、Rusiaの野球連盟関係か?)、旭川観光は終了、富良野へ出発… だが真っ直ぐ富良野に行っても”待ち合わせ時間”には早すぎるので、遠回りして郊外の観光地、神居古潭に行くことにする

 

旭川市街地から30分も経たないのに、またこの大自然

 

旭川の中心から僅か30分足らずの距離だが、もう周りは自然に囲まれた”天界”、実に風光明媚な観光地だ。川にかかる木製の橋だけでも十分良い絵なのだが、橋を渡ると奥には駅舎があった

 

橋を渡った先に佇む駅舎跡

 

駅舎の後ろには路線の名残が

 

北海道の歴史に疎い私は知らなかったが、昔はここまで鉄道が引かれていた、道内に良くある廃線。最近地方の赤字路線の廃止論議が出てるらしいが、鉄道はインフラなんだから赤字が当たり前、大都市の黒字路線の方が異常、という事を理解して安易な損得勘定に走らないように!

 

特にハゲタカ外資にインフラを二束三文で売りたがるグローバリスト首長共よ、国を売って飲んでる酒なんかホントに旨いんか?

 

(続く)