天皇杯準々決勝プレビュー 前任者の呪い

先週末の札幌戦は派手にやらかしたな。まぁケッタクソ悪い負け方、ホームサポを大喜びさせる見事な引き立て役を演じてしまったな

 

前回書いたように私は消化試合やと思ってるから負けた事自体には何とも思わんけど(ツキが止まったと思ってたから、勝てない予感はしてた)、78分の先制、つまりたった12分間すら守りきれず逆転された事については「重く受け止めて」(by 背番号6)みるべきやないの?

 

早い話、前2監督を見捨てたツケが回ってきてるんよね。もう2季以上前の話を、何を今更言ってるんや…てな事を言う歴史に学ばないサポも多いけど、あの解任劇をキチッと消化しない限りそのツケはいつまで経ってもセレッソに降り掛かって来ると思うで

 

私が分かりやすく言ってやるわ。あの2監督の元でリードを堅く守り切るフィロソフィーを得た筈や。試合終盤でセレッソにリードされとったらもう勝ち目ないわ… 相手にそう思わせるほどのオーラを纏ってたのに、それをセレッソ自らが否定してしまった!

 

これがどちらの監督も3年目続投させて、それで成績低下して「守りも良いけど何かを変えんとこれより上には行けんね」と誰もが納得する形で監督交代したら堅守の文化も保てたと思うが、”解任”(留任を臨む監督を拒否するのは解任と同義)となれば「あの路線は間違いやったんや」(我らがやるべきは”ワクワク”😂)という無言のメッセージを選手始めチーム全体に発する事になってしまった

 

そうでないと、かなりのメンバーが残ってるのにこんなザルになる理由が説明つかん。小菊もフロントも口では「前任者の堅守を保ちつつ…」てな事を言うけど、文化の継承ってそんな生易しいモンやないで。堅守監督を否定して連れてきたクルピは'13年での自らの堅守ぶりを忘れて「1点を守りきらんで2点目取りに行け!」ってやってたやん。そら選手が無意識の内に「1点守り切るのが必ずしもベストじゃない」てな動きになってもしゃあないで

 

ひょっとしたら小菊は堅守の文化が失われるのは避けられない事をハッキリ認識してて、だからその代わりになる強い武器=走力を上げたハードワーク路線に舵を切ったのかもしれん

 

とにかく一度”総括”(またの名を進退伺😁)せんことには、消えた堅守に代わって今度は”試合終盤に失点して涙を飲む”がセレッソ新フィロソフィー化するかもしれんで。(口にするのも怖いけど)

 

イケイケで勝てるのは1発勝負のトーナメントだけ。カッコ悪かろうが死にものぐるいで守りきって勝ち点拾う文化がなければ、長い長いリーグ戦を制するなんて夢のまた夢なんよね