年に1度だけの開催、しかも日本では3年ぶりとなるMotoGP。これだけでも盛り上がりは必至なのに、BS放送では番組開始からクライマックスがやって来た
小倉藍、16年ぶりの日本人ライダーによる日本GP優勝!
何やねん、その冒頭からいきなりクライマックスに突入するような番組構成は!? …って、BSはMotoGPクラスだけの生放送なんやから当然番組開始時にはMoto2Moto3は終わっていて、そこで日本人ライダーが優勝したら触れん訳にはイカンよね
そしてメインのMotoGPはHondaのMarc Márquezがこれまた3年ぶりのポールポジション獲得! とスタート前から大きな盛り上がり要素が。何度も私が言ってるようにDucati GPと化してる現在のMotoGPでポンコツマシン(失礼)でポール獲得、しかも長期欠場明け僅か2戦目での快挙に、やっぱり6度も世界チャンピオン獲るような人は格が違うな、と感心しきり
そしてレース本番も日本人ライダーが盛り上げてくれる。先ずは今年の鈴鹿8耐の覇者、長島。ワイルドカード出場ながら予選は日本人最上位。残念ながら途中で転倒リタイアだったが、CBR1000RR-Rを彷彿とさせるHondaのマシンをシッカリと画面に映した意義は大きい
これも以前に書いたが、オレンジ色のV4マシンが走ってても全然Hondaが走ってるって感じにならんのよね。市販車とほぼ同じトリコロールを纏ったマシンでHonda製品を大いにアピールした長島は、(HRCじゃなく)メーカー的にはGood jobやったんとちゃうかな?
そしてワイルドカード出場の筈がMirの代打ち扱いに代わった津田やけど、燃え盛る青いマシンというインパクトある画像を提供。順位的には殆どアピール出来ない今回のSuzukiのバイクを、これまたシッカリ画面に映して営業サイドは大満足やったんとちゃうかな?
と、ここで1人、実に可愛そうな人物が。そう、このレースをブッチギリで勝利したウィナーのJack Miller。一時は2位以下を5秒以上を離す圧勝だが、あまりに早く独走モードに入ってしまった為、局側の興味から離れてしまって全然画面に映らないし優勝後のインタビュー映像すらなし(くどいようやけどBS映像では)
世界的には日テレ制作でない別の国際映像が映ってた可能性もあるが、とにかく画面に出るのは日本メーカー勢最上位のMárquezやチャンピオン争いのQuartararo、Bagniaia、Aleixばかり
そしてもう一人画面に頻出してたのは上述の2名リタイア後はコースを走る唯一の日本人ライダー、中上の勇姿。本来なら出走出来ないぐらいの怪我を押して”母国のファンの為”に走る姿は、もう最下位なんて順位なんて吹き飛ばすぐらいの感動の嵐!
とまぁ、取り留めもなくダラダラと書いたが、それぐらい見所山盛りで実に楽しい日本GPやった。これはもてぎまで見に行った人は大満足やったやろう。
来年は私も行ってみたいけど、ロケーションがなぁ。北関東の外れって大阪から行くには如何にも不便な位置やし。”第2”日本GPを鈴鹿でやってくれへんかなぁ…