第31節A湘南戦プレビュー カップ戦の使い方

何度か書いてるけど、私はカップ戦にはあまり価値を感じない。それどころか、リーグ戦勝てなくなったクラブが「でもカップ戦を勝ったから」とスポンサーやサポに向けて言い訳するガス抜き大会とさえ思ってる

 

ちなみに、まだタイトル獲ってないクラブにとってはリーグ戦に準じる価値があるとは思っている。例えば残念ながら負けてしまったけどアビスパ福岡が目の色変えて獲りに来たとしても理解できる。が、それでも残留争いがあるので「リーグ戦捨ててでも…」なんて考えたとしたら大間違い。どこぞの星いっぱい持ってるクラブは「リーグは捨ててルヴァン獲りに行ったのに…」とか訳分からん事言ってたけど

 

まぁガス抜き大会であっても今回の勝ち抜けは今のセレッソの状況的に大いに価値があった。それはまたもや負けた浦和サイドから漏れ聞こえる、以下の反応の裏返しとして

 

「国内無冠が確定して、今後は何をモチベーションに戦えば良いのか?」

 

そう、準決勝でセレッソに負けてしまった結果、彼らは当面の目標を失ってしまったんよね。ACLというビッグタイトルはミョーな日程のせいで実質来季のタイトル化してるので、今季無冠が確定。何や3年計画(お前ら共産主義者か?笑)とやらを掲げてその最終年で何が何でも結果を残さなければなかったのに、あの敗戦でもう完全に言い訳の余地がなくなってしまった。フツーの社会人感覚ならフロントは即進退伺、チームはもう完全に死に体である

 

あまり他所様の事を言うのを止めておこう。何が言いたいかと言うと、もしあの準決勝で負けていたらセレッソが死に体になっていたわけで、そうなると何の目標もない状態で残り5試合戦う事になってた

 

ちなみに私などはサンフレッチェとの頂上対決に敗れた時点で「残りは消化試合」と見切って、ここからは来季に向けての選手の振り落とし、厳しいチーム内生存競争になると捉えているが、ルヴァン決勝進出によって選手はそんなネガティヴな競争心に煽られる必要はなくなった。ルヴァン制覇に向けて邁進する、そのモチベーションのままリーグ戦も戦えば良いだけ

 

例えば、仮に土曜日の試合で前半不出来でビハインドを背負ってしまったとしよう。そうなると小菊がハーフタイムに言うべきはたった一言

 

「そんな戦い方じゃ広島に勝てへんで~」

 

これだけで後半は選手の動きが見違える事間違いなし。なんたってあの強いつよーい広島を負かそうって言うんやから、残留争いの相手になんかに不覚を取ってたら話にならんし

 

これこそカップ戦の正しい使い方