北國新聞・北國銀行ドリームマッチ 王様ストライカーへの道

何度も言うが絶好のサッカー日和の11月なのにリーグ戦”店じまい”した愚行(ホント、この時期にW杯など愚かな事やで)の反動か、各チームともポストシーズンマッチに勤しんでるな

 

しかし浦和とかお隣とか、ワザワザ海外クラブを招致とかご苦労な事やで。代表選手=スターは100%来ないのが最初から分かってるとか興行的には大きなハンデ背負って、私がチケット販売責任者やったら頭抱えるわ(売れ行きが良かったかどうかは知らんけど)

 

その点、賢明なセレッソ営業部(そんな部、あるんか?)は実に現実的な選択をした。普段対戦する事のない地方の下部カテゴリーチームとのお披露目公演… ってこれは全てツエーゲン金沢さんの企画で、セレッソは単にご招待されたゲストの身

 

J1には18もチームがある中で、優勝チームでも首都圏ビッグクラブでもないセレッソにご指名がかかるとは嬉しい限りやな。北陸新幹線のある今となっては地域的繋がりでも”実質首都圏”の金沢のチームやのに。サンガスタジアムのこけら落としの時もそうやったけど、こういう他クラブとのご縁は大切にせなアカンと思うで

 

まぁ、実は嘗てJ2でしょっちゅう戦ってた間柄やったり、セレッソJ1復帰の大功労者清原繋がりとか現在所属の庄司の存在とかもあるけど、招致された最大の理由は加藤ムツキ、見事な御恩返しの2ゴールやったな。鈴木徳真や毎熊、鳥海、為田など、色んな選手が伸びた今季のセレッソの中でも最も嬉しかったのがムツキ

 

えっ、ゴール数はそんなに変わってないのに何が伸びたん? って思われるかもしれないが、昨季とはFWとしての風格が全然違うやろ

 

私は嘗て「サッカーは点取った奴が王様なんやからゴールにこだわれ!」みたいに書いたが、どうやらその声は届いたらしい。今季のムツキ、かなり無理目でも貪欲にシュートを撃ってたやんか。特に周りに相手チームの選手に囲まれて味方のサポートも無い状況で度々シュートを選択してた。これはストライカーとしては100%正しい選択

 

チームとしてズタボロに押し込まれたのに、奴の個人技、スーパーゴールが入ったから勝ってしまった… これがfútbolというスポーツの理不尽さであり、醍醐味

 

よく言われる反則ガイジン、別に外国人選手に限った訳やないけどヘボそうやのにヤタラ点取る選手、セレッソが優勝する為にはそういう存在が欠けており、ムツキはそれへの変貌を遂げつつある気がする

 

それは試合後のインタビューとか見ても分かるやろ。自分の仕事、ゴールゲットを果たしてチームを勝たせましたよ、ってな雰囲気が滲み出とる。思えば'17年の躍進&タイトル獲得も杉本健勇という得点源が決め手だった

 

FWとしての意識は確実に覚醒してる、後はゴール数がついてきたら来季はもしかしてもしかする、かも?

 

しかしムツキ、凱旋試合なんやからインタビューでもうチョットリップサービスしても良かったんとちゃうの? ある意味この試合の主賓はアンタなんやから、ホームサポを泣かせるような一言を入れられたら一気にスターダムにのし上がれたのに(この試合にそんな注目度はないか)

 

さて本日よりW杯となっているのだが、全く盛り上がってないねマスゴミの扱いを見た感じとか街に出ての肌感覚など個人的印象やけど、少なくとも前回前々回あたりと比べるとサッパリな事に異論を挟む方は居らんやろ

 

思いつく一番簡単な理由は森保ジャパンの不人気さなんやけど、チョット違う理由にもたどり着いた。それは…

 

www.sankei.com

 

(続く)