名古屋モーターサイクルショー訪問記其の陸 ”弾丸”となり大阪へ

今年もやって来ましたモーターサイクルショーのシーズン。年に一度のオートバイ業界お披露目の時期で、今回は久々のヨンヒャク4発、ZX-4RRとか昨年以上に見どころ沢山なのだが、個人的には残念ながら今年は行けそうもない(泣)

 

至極残念、と思ってたら昨年の名古屋モーターサイクルショー訪問記に書きかけ書き残しがあった事を思い出し、今年は行けない残念感を込めて書き終えておく

 

ー以下、昨年の続きー

 

Hondaブースを見終わった頃、久しぶりの人混みに揉まれたせいか、どんよりとした疲労感に襲われた。もうバイク置いて帰りたい気分だったが、後日名古屋にバイク取りに来るなんて七面倒くさい事はやってられないし、何より相棒であるRRを一晩(以上)放ったらかすのが忍びなく、「何が何でも走って帰るんだ」と自分を奮い立たせた

 

空港島からの橋渡って対岸にたどり着いた頃は倦怠感がハンパじゃなく、信号で停まる度に「どっかに泊まろうかな」という思いがよぎったのだが、155号線に入った時に様子が変わってきた

 

そこまでの激込みダラダラ走り状態と違い、この道は上手く走ればそれなりに早く行ける程度の混み具合で、裏を返せばスムーズに抜けたければそれなりに考えて走る必要がある状態だった。すると思考力がフル回転して何やら頭がスッキリしてくる。そのスッキリ感は走れば走る程広がっていき、あれだけダルかった体も軽くなってきて東海ICから高速乗る頃には「よっしゃこっから大阪まで全速力で行くぜ!」ってな具合に気合満点の状態にまで回復していた

 

知ってる人も多いと思うが、特にバイク乗らない人に教えてあげたい、オートバイは全身を活性化する、と

 

この現象は何度か体験した事があるが、今日は気分悪くてバイク乗るの止めとこかって思っても、イザツーリングを開始すると見る見る気分が良くなって体の不調が全快する

 

体調悪いのにバイク乗るなんて一般的にはリスキーな行為なのでおおっぴらにはオススメ出来ないが、ヤブ医者が勧める効かない薬飲んでベッドで安静なんかより100倍効果的な回復術

 

話はズレたが、もし電車や車で来ていたら間違いなく途中でリタイア→無駄な宿泊だったのに、CBRのおかげで来たときより元気になって快調に西へ西へとマシンを走らす

 

名古屋港を渡りきって三重県に入って山の中を走る頃には日も暮れてナイトクルージングになると更にアドレナリンが出てきて、闇夜を疾走するのがもうヤバイぐらい楽しくなってくる。途中疾走するベンツのSLCに遭遇。こりゃ良いペースメーカーが出来たとケツについてランデブー

 

その後大津SAで小休止。琵琶湖にはよく来るので、ここまで来ればもう自分の庭に来たようなものだと余裕をかましてコーヒー啜りながら(ライダーズハイ状態で空腹感が湧かん)相棒にメール送信。ヤツもまだ自宅に到着しておらずSAで晩飯中のようだ

 

夜なのに活気あふれる大津SA。3階建てのやたら豪華な建物

 

斯くして無事帰阪と相成ったが、今回の名古屋モーターサイクルショー参戦、一日で約400Kmと私にしたら相当長距離ツーリングやったが意外と走れるモンやな、と

 

モチロンCBRの高速巡航性の良さあってのモノだが(高回転で長時間回し続けてるのにビクともしない、最新のエンジンは大したもんや)、やはり二輪定率割引制度あっての計画だったので、今後はもっと踏み込んだ二輪割引制度をお願いするわ ー Fin ー