U20W杯第3戦vsイスラエル セレッソで結果出すしかない

引き分けでも勝ち抜けの条件で、先制して前半を終えて1-0で折り返し、そして後半には相手が1人退場となる。こんな有利な展開で大会からオサラバ(予定)になるとは、誰が予想できただろうか!

 

スタメン表見て北野聡太がベンチスタートと分かった時、「2試合連続スタメンしたのに大した見せ場も無かったからしゃーないな」と思ったが、同時に「まぁ、決勝トーナメントで活躍して挽回してくれるやろ」と楽観視もしていた

 

が、結果は日本は3位。現時点では他グループの結果次第で勝ち抜けもあるけど、まぁアカンと思った方がエエやろ

 

それにしても、大会通して極めてマズい試合運びやったな。強調したいのは3試合とも先制している点。fútbolにおける永遠の命題は「如何に先制するか?」やと思うが、それを3試合とも達成してるんやから3連勝しててもおかしくなかった。なのに2試合で逆転負け。これは試合ベタと言われても仕方がない

 

特にこの試合では勝ってる状況で相手が1人少なくなるという、これ以上はない必勝条件での敗戦。細かい事を言うとDF1人がボケっと残ってなかったら2失点ともオフサイド取れとったやろ、とかもあるけど、それ以前に自分たちより人数が少ない相手に対してボールを支配できないってのが大問題やろ

 

まぁ、個人的には「敗因は北野を重用しなかったから」で割り切っとくけど(実際にはそんな事は1ミリも信じてないけど)、これで北野はセレッソで結果を出すしかなくなったな

 

年齢優遇のボーナスステージはU20まで。以後は五輪を狙うU23という年代カテゴリーはあるけど、こっちは年齢幅が4年と対象選手は増えるし、なのに下から飛び級で来る”10年に1人の逸材”とかも攻めて来るし、おまけにオーバーエージなる反則A代表選手が3人も降りてくるから、U20なんかより極めて狭き門になる

 

そもそもU20アジアカップ&本大会の不出来で、北野が以後のU23カテゴリーで選出される可能性自体が極めて低い。つまり北野が代表というプレステージに舞い戻るにはJで結果出して代表監督を振り向かすしかない

 

そうや、セレッソで頑張って見返したれ! と前向きになりたい気は分かるけど、実は見通しは暗い。何故なら近年のセレッソは若手の育成にほとんど成功していないから

 

大手を振って成功したと言えるのは瀬古ぐらい。同選手に続くと思われた西尾は今年になってスタメン落ち続きと低迷中、その他の期待株の中島、山田、藤尾らもレンタル放出中と成功していないし、それ以下の期待値やった多数のユース上がりセレッソU23戦士は全て散り去った(喜田が辛うじて残ってるだけ)

 

他所から取った新卒でも、期待の大きかった安藤瑞季は育て切れず完全でJ2に放出、そしてもっともっと期待値の高かった全国区ビッグネームの西川潤は…

 

まぁ、こんだけ若手の育成がダメダメなのに近年好成績を残せてるのは、「自前に拘らんでも半分完成した他所の有望株で行ったらエエやん」に舵を切ったからやけど(賢明な判断やと思うよ)

 

要は、北野にとって状況は極めて厳しくなった訳で、生半可な頑張りじゃ明るい未来は待ってないって事。私の言う事が厳し過ぎると思う人には、「加藤上門為田カビシャーバクルークス等、今のセレッソの攻撃陣を差し置いて北野を使いたいと思うか? 」と問いたい

 

これくらいハッパかけといても、かけ過ぎやないと思うで。ホンマ、それぐらいU20W杯にはガッカリやで