北海道ツーリング 第2日目 仙台上陸

フェリーの旅は、時間が止まった旅。出港してから暫くは電波が届くのでネットも使えるが、朝起きると何年ぶりかのネットと繋がらない隔離された世界

 

鈍行電車ですら快適に過ごせるようになってる現代の日本、ほぼ2昼夜を過ごす長距離フェリーはそれ以上に快適に造られており、将に動く高級ホテル。更に早割が効く=ピークシーズンでないので、客の入りはせいぜい5割程度でゆったりと過ごせる。ラウンジの4人掛けテーブルを独り占めして、何もしない至福の時間を享受する

 

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実に快適な、太平洋フェリー

 

個人的に一番気に入ってるのが給茶サービス。長旅では不必要に飲料を購入しがちだが、このサービスのお陰で余計な出費が避けられた

 

さて、何の目的もない船旅だが、本日は1つだけミッションがある。上陸地仙台での、食料調達。名古屋発の太平洋フェリーは苫小牧直行じゃなくて仙台を経由する。出発前にコンビニで仕入れたショボい食料が尽きた私は、長距離タンカーの乗組員の如く仙台到着を待ちわびる

 

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時間の有り余る船旅、太平洋の風景を楽しむ

 

仙台のフェリー乗り場自体は街中からはチョイと離れた港湾エリアにあるのだが、途中寄港の我々の為に(?)なのか徒歩圏内にショッピングモール、ファミレスなどがある

 

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ほぼ1日ぶりの陸地、仙台に上陸

 

船内のありあまる時間で下調べしてた私は、どの乗客よりも早く、最短経路でショッピングモールの食品売り場へ。仙台を出発すれば、後は寝るだけなので、さほど大量に食料を買う必要はないが、当初持ち込む予定だった果物を買いそびれてたので、ここは何としても入手したい

 

首尾よく、希望の食料を調達した私、意気揚々とフェリーへ戻ると、仙台からの乗船待ちの乗客群と遭遇。そうか、シーズン前だから空いてたのではなく、仙台からの乗客分を空席にしてたから、空いてたのか

 

仙台発は19:40。後は風呂入って飯食って寝るだけだから、多少混んでも全然オーケー。というか、混んでも十分快適に過ごせるように設計されてる太平洋フェリーLCCでの旅行に慣れすぎて船代の高さばかり気にしていたが、乗ってみれば払う価値のある旅だと実感、来年もフェリーで北海道に行こうかな