'20オフ其の肆 多芸片山の躍進は一芸セレッソ終焉の前兆か?

今オフは次々退団選手が発表されてるが、ユン解任時の大型流出劇で免疫がついてるのか、大して動じなくなった

 

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木本と違って前フリが無かったので意外と言えば意外だが、行き先がエスパルスでは「然もありなん」

 

他所から来てセレッソで抜擢されるのは一芸に秀でたタイプ。他には欠点だらけでも、これだけは負けないという奴が優遇される

 

平均的日本人と比べても体格の劣るのに類いまれなるサッカーセンスで大出世した乾貴士がその典型で、足元の技術&パス能力はそこらの高校生程度なのにマンマークとスペースを埋めるスピードに於いてJ屈指だった茂庭"ヨニッチ以前の"セレッソベストDFだった

 

今季の坂元もその類い。あのドリブルフェイントだけでご飯おかわり3杯イケる、実にセレッソ受けするタイプの選手だった

 

さて瑛ちゃんだが、坂元達のように一芸に秀でてるタイプではなく、色々出来るけど個々にはスーパーではないタイプの選手だったが、ロティーナの2シーズン目で多芸さという武器がとうとう花開く事となった

 

SBとサイドハーフ出来ます。しかも左右両方

CBもやってましたが、実はFW出身

ガタイが屈強でロングパスの的にもなれます

一般入試で大学入ったインテリで戦術理解はお手のもの

そして、ロングスロー(藤田に比べると... やけど)

 

サッカー選手に履歴書があるとすれば、空欄が足りなくなるぐらいのマルチぶり。しかし日本語に器用貧乏という言葉があるように、昨シーズンまでは重宝なサブ止まりだった。なので今シーズン同選手がスペシャリスト達を抑えて起用され続けた事で、私の選手評価基準がグラついている

 

今までは香川乾のようなスペシャルな選手が11人揃えば最強やと思ってたが、実は片山のような選手抜きでは優勝は無理なんじゃないの?

 

どっちが正解か確信はない。そして木本に比べると「抜けられたのは痛い」評価の低い片山選手だが、もしかしたら来季のエスパルス戦でセレサポは彼に"正解"を教えられるのではないか...