天皇杯4回戦vs湘南戦 ルヴァンとは違う天皇杯の価値

セレッソ全世界向けプロモーションマッチvsPSG戦も大盛況のうちに終わって、いよいよJ再開…の前の1戦、天皇杯4回戦

 

正直、天皇杯ってここを勝ち上がってベスト8に入ってから、ようやく意識するコンペティションなんよね(ルヴァンがノックアウトステージに来てから意識するように)。なのでそこにたどり着けなかった'23シーズンのセレッソにとって天皇杯”無かった事”の大会に

 

私は常日頃言ってるようにカップ戦なんかオープン戦やと思ってるからリーグ戦で負けるような悔しさは感じないが、「天皇杯はチョット狙ってもエエかな」とも思ってた

 

理由はACLの賞金増額。今季は浦和が見事に優勝した事で俄然クローズアップされたが、知らん間にACLの賞金がどえらく増額されとる。そして今回はクラブW杯の出場件もあって、それに参加した時の分を加算すると… 浦和には恐ろしいぐらいのカネが天から降ってくる

 

この夏の移籍市場で”Jリーグもついにカネ次第の弱肉強食”に本格突入した事を思い知らされたセレッソ。もっと高給を払えてて移籍金をもっと高額設定出来ていれば、大してカネのない広島如きに選手を抜かれる事はなかった

 

なので今後はJでも今以上に資金力が重要になる。特に、J2からの個人昇格が戦力補強の基本戦略となってるセレッソ、生え抜きでない彼らをクラブへの忠誠心で引き止める事は望み薄なので、アテに出来るのは現ナマだけ

 

まぁ、浦和のように賞金でビッグマネーを手に入れるにはACL優勝が前提だが(更に言うと優勝してもクラブW杯加算分は見込めんけど)、大会に参加しない事にはハナシにならない。なのでその特急券天皇杯優勝には価値がある、と

 

とは言っても昨季は「絶対にACL権の4位に入ってはならない」と言った私。それは秋開催初年度となる今季の対応の不明さと、今季開幕前評価3位とあったようにリーグ戦を全力に獲りに行く勝負の年だと思ったから

 

しかし前評判とはチト違って優勝争いは”ギリギリ首の皮一枚”の可能性の薄い位置だし、まぁ天皇杯と両睨みもアリかな、と思った矢先の躓き

 

やっぱり1試合負けたら終わり!カップ戦は先の見通しなんて立たんね。どんなに彼我の差があろうとPK戦までもつれ込んでの敗戦は十分あり得るから

 

イケイケのなでしこも、次はトーナメントやから1発ノックアウト制の怖さを心してかからんと。一寸先は闇やで