Mundial baloncesto強化試合 vsFrancia セレッソもスモールボール?

シーズンが進むのに伸びないセレッソの勝ち点、それは初優勝への期待値の低下を意味し、私のセレッソへの興味度合いの低下も意味する。対して今年は他のスポーツのビッグイベントが目白押しで、どうしてもそちらに興味が移ってしまう。

 

中でも日本開催となる世界大会は、例え普段はあまり見ないスポーツでも気を引かれる。先月の水泳しかり、そして今月末から始まるバスケのW杯しかり

 

私は実は昔は結構NBAを見ていた。神様マイケル・ジョーダンの頃から、シャック&コービーの頃までは。しかし1チーム5人と少数スポーツなのに他のアメスポのスポーツ同様に頻繁に移籍が行われ、2シーズンしたらほぼ別チームになるのについて行けなくなり、多人数スポーツ=ふっぼるに興味が落ち着いた訳

 

で、今年に入って相当久しぶりにバスケを見ているのだが、何か別スポーツのようにプレー傾向が変わってた

 

ジョーダンの時代は、イリーガルディフェンスでゾーンディフェンスが実質出来なかった事もあって1on1の攻防が主体。それにジョーダンは勝ちまくって得点量産してたのだが、今と違ってハンドチェックとかジョーダンルールで激しくヤラれてた時代だから(ノーチャージエリアも無かったし)、やっぱり神は神やと思う

 

で、今はどうかというと、やたら3ポイントシュートが多い印象。当然ジョーダンの時代も3ポイントはあったがメインはジョーダンの個人技切り込みで、3ポイントはオマケ、もしくは外にも目を向けさせる撒き餌的存在だったのに、この試合では「撃てるんだったら3ポイントが第1選択」、みたいにガンガン撃ってくる

 

これで昔より成功率が高ければリーズナブルな選択と言えるが、何や昔と大して成功率は変わってないように見えて、ノーチャージがあるんやから強引にダンク(もしくはレイアップ)に行きゃエエやんって思うシーンも、ゴール下からワザワザ外へパスして3ポイント。完全にプレー選択の主従が逆転している

 

ちなみにバスケから離れてた期間もルール改正とかトレンドの情報は伝え聞いていて、その中で興味深いのはスモールボール。曰く、比較的小柄な3ポイントが得意な選手でスタメンを固めて、ゴール下で2点失おうが3ポイントで取り返すってな意欲的な戦術。そんな上手いハナシはあるかよって思ったが、実際はそれで一時代を築いたチームがあったらしい

 

この日の日本代表は全員スモールではないけど、確かに5人全員3ポイントシューター。対戦相手のフランスも同様で、もう3ポイントはドリブルやパスのようにバスケ選手の基礎技術なんよね

 

ちなみにバスケは戦術研究で他スポーツの先駆者的存在で、サッカー関係者も結構参考にしてるそうだ。そこでふと思ったのがやたらスモールな選手を集めるセレッソの某GM。あの人、NBAに感化されとったんか? せやったら誰かNBAのトレンドは先に進んでるでって教えたってくれよ

 

スモールってのは小柄な選手の方が比較的3ポイントが得意だったから名付けられたのであって、重要なのは5人全員が外から撃てるってところ。だからこの日の日仏代表同様に今のNBAは別に小柄選手を集めてる訳じゃなく”全員3ポイントシューター”というスモールボールのエエとこ取りに進化している

 

本家がそういう進化してるのに、セレッソがいつまでも小柄選手に拘っとったら時代遅れになるんとちゃうの? というか、180オーバーがGKとCBにしか居ないって異常やで。どのチームだって1人は長身FWが居るし、それがスタメンやなくてもベンチに切り札として置いてる

 

まあ、セレッソは一時代が終わって完全に過渡期に入ったからなぁ。次のGMは自分の趣向を押し付ける人やなく、あくまでもチームが強くなる事を第一義にする人で頼むわ