ルヴァンQF1レグHフロンターレ戦プレビュー どっちの目が出ても吉

アビスパ戦のレビューで書き忘れたのだが、中断明け1戦目がアビスパ福岡だったのは実にツイていた。別にアビスパが弱いと言ってるのではなく、ルヴァン勝ち残り組が相手だったという意味で

 

試合開始早々先制した場合、フツーなら相手は早めに追いつく事を狙ってガッツリ前プレをかけてくる。が、中2日で次戦が待ってる事を考えると残り85分で全力プレスはキツい。只でさえこの酷暑下では体力が保たないし、そうなるとリードされてるのに定常運転で試合を運ばざるを得ない。これはリードしてるチームとしてはこの上なく楽な展開

 

水曜ルヴァン無し組が相手だったらプレスの体力勝負に持ち込まれ、試合開始早々の先制が逆に仇になった事を思うと日程もセレッソを後押ししてるような気がしてならない。そう、ここからシーズンは日程ハンデ戦。ルヴァンも天皇杯も勝ち残ってるセレッソは、ミッドウィークに試合がなく休養十分のカップ戦脱落組とのハンデ戦を強いられる

 

以前も書いたけど、奇跡の逆転優勝を願う私にとってはルヴァンなんかどうでもいい大会。身も蓋もない言い方やが、リーグ戦終盤ラストスパートの為にルヴァンも天皇杯もサッサと手放した方がエエと思うけどな

 

けど、もう分かってる。真面目な小菊サンがそんな小癪な手に出る訳ない。試合がある以上、全て勝ちに行く。リーグ戦であれカップ戦であれ捨て試合作る事なんかこれっぽっちも考えてないやろ

 

真面目に全う、そんな正道キャラクターで押し進めてきたから、控え選手が誰一人腐ることなく保有選手全員戦力化という特技を得る事が出来たんやろ。不器用な生き方やと思うけど節を曲げる必要はないで

 

さて、ルヴァン準々決勝の相手はフロンターレ。昨年までなら「おい山中、何でよりによって絶対王者を引くんや?」って己の不運を嘆く凶敵

 

が、今はJ1全クラブが「今のうちに当たりたい!」と切望する緊急事態。そう、PCRなんてアヤシイ検査で”夏風邪”と判定されたら活動禁止なんて非科学的、いやバカげた規定のせいで(これは私個人のではなく、欧米人に聞けば誰もが合意する普遍的な見方やろ)、今のフロンターレは試合する事すら危ぶまれる危機的状況

 

断っておくが、そんな弱り目の相手と戦って小狡く勝ちたいなんて思っていないし、どんなに有利な条件でも勝ちが確定するヤワな相手だとも思っていない。要は体力勝負に挑んでこないと思われる相手なので、必然的にセレッソの消耗が最小限に抑えられる事を喜んでいるだけ

 

相手がメンバー落ちで来た事により楽に勝てばそれでよし、負けても以後の日程ハンデが軽くなるのでそれもよし。どちらに転んでもオーケーな状況のセレッソ。ここまでツイてるんやから、もう優勝するしかないやろ