天皇杯準決勝プレビュー +2,000万円への戦い

Jリーグは先週末に最終節を終えて、昇格降格チームまで決定して無事閉幕、ストーブリーグに突入…の筈が約4チームが未だにシーズン続行中。そう、天皇杯の準決勝進出チームはまだ終われない

 

毎年言われる事やけど、勝ち残る事の罰ゲーム感は否めない。やはりJリーグとしてはカップ戦はルヴァンカップであって、11月にカップ戦決勝で最初の盛り上がり→そして12月にリーグ戦決着でグランドフィナーレが自然な流れの日程になっており、やれ伝統がー、とか言っても天皇杯”要らない子感”は隠しようがない

 

まぁ、それでも例年の元日決勝に比べればずっとマシな日程で、特に最終節の次週開催の明日の準決勝は、さほど違和感なくシーズンの延長として臨めるやろ

 

で、モチベーション高く明日の試合を首尾よく勝っても、決勝の相手はあのフロンターレ。先月の前哨戦で格の違いを見せつけられた”殆ど無理ゲー”な難敵だが、「決勝行ってもどうせ勝てないから準決勝で負けたってエエわ」では済まされない。そう、準決勝に勝てば+2,000万円賞金が上積みされるのだ

 

ルヴァン決勝は負けた事自体はそんなにショックはなかった。既に獲ってるタイトルだし、名古屋との力関係を考えたら都合よく2連勝出来ない可能性も十分に予測されたので。只、優勝賞金1億5千万円、準優勝は5千万円、その差1億円の優勝賞金を逃した事は痛かった

 

2020年度Jリーグクラブの34クラブが単年赤字、10クラブが債務超過に : 浦レポ by 浦和フットボール通信 (targma.jp)

 

シーズン途中にニュースが出たように、セレッソの懐事情は思わしくない。まぁ、株式会社セレッソ大阪はヤンマーの子会社のようなものなので、セレッソ債務超過=即破産の危機ではないのだろうが、とにかくカネに余裕がない事だけは確か。なので天から降ってくる1億は是非とも獲っておきたかった

 

さて、天皇杯だが優勝は1億円、準優勝は3千万円。そして3位決定戦がないのでセレッソは既に3位賞金1千万円獲得は確定している。で、明日勝てば3千万円が確定=その差2千万円アップである

 

2千万円、何かプロサッカークラブの経営的に見たらショボい金額の気がしないでもないが、前述のように今は1円で多く必要な時。「勝って2千万ゲット」を合言葉に勝利をもぎ取ってもらいたい

 

それにしても何かの間違いで決勝の相手は大分にならんかなぁ。一応付け入るスキはあって、アッチは既にシーズンオフの雰囲気が漂ってる

 

サポーター主催「大久保嘉人の200ゴールを見届ける会」開催のお知らせ | KAWASAKI FRONTALE

 

一応ヨソのチーム所属なのに、そんな選手の事まで考える余裕があるとは何とも羨ましいが、その王者の緩みに片野坂トリニータの集大成というモチベーションで挑むアンダードッグが一発かます… なんて都合のいいシナリオはどうでしょう?

 

あまりに他力本願で、言ってて虚しくなってきた。いや、今年のセレッソとしては「せっかく大分が頑張ってくれたのにセレッソもズッこける」のシナリオの可能性の方が高い気がしてきた…