ルヴァン決勝プレビュー セレサポが6年前に見た風景

今季を締めくくるミッション、大阪ダービーを見事な勝利で終えて、本当にホントに消化試合3試合を残すのみとなったセレッソ。今季は秋からスカスカ日程で今週はセレッソの話題も無いので、今週末Jリーグ最大のイベントのルヴァン決勝について書いてみる

 

私は常々、カップ戦は練習試合だと言っているが、それは既にタイトルを獲った事のあるクラブにとってはの話で(僭越ながら、我がセレッソも該当する)、未だ無冠のチームにとってはカップ戦であれリーグ優勝と同等の価値を有する、それが初タイトルの重み

 

なのでアビスパ福岡にとっては一世一代の大勝負になる。幸いな事に、アビスパもリーグ戦残り3試合勝っても負けても何も変わらない順位にいるので(数字の上では3位はあるけど現実的ではない)、思う存分この1戦に集中出来るだろう

 

かくいうセレッソも、初タイトルはルヴァンだった(2つしかタイトル獲ってないけど)。相手はフロンターレ。当時あちらも無冠だったが何度も準優勝を経験して、しかもそのシーズンはリーグ戦を獲ろうかとの順位でイケイケだった。事実、前哨戦とも言える直近のリーグ戦では何と5-1でセレッソを圧倒。そりゃ「もうタイトルはもらったで」と必勝の思いで埼スタに来てた筈

 

そういう背景だったので、私はセレッソの初タイトルを願いつつもそこまで鼻息荒くはなっていなかった。正直、相手がフロンターレやなかったら現地観戦するつもりやったけど、相手が判明した段階で自重してしまった。そして相手の強いのは先刻承知やけど、勝負は蓋を開けてみないと分からん…てな淡い期待で見たら、何と開始早々セレッソが先制したではないか!

 

そこからは”実力通り”フロンターレの猛攻が始まるのだが、ユンセレッソの大きな特徴の一つの堅守が功を奏して時間だけが過ぎていく…な展開に

 

そして晴れ舞台のフィナーレは「お前ら、長いこと無冠でよう我慢したな」と言わんばかりの、それまでの23年間のセレッソの努力に対するふっぼるの神様からのご褒美のような優勝決定弾! モリシ時代に優勝出来るかも?との期待を裏切られ続けてセレサポとしては人一倍覚めてる私も、この時ばかりは「これが本当に現実か?」って家の中でおかしくなってしまったわ

 

ここからは判官贔屓やが、是非ともアビスパサポにもこの感覚を味わってもらいたい。つまり、福岡に初タイトルを獲ってもらいと思ってる。別にレッズが嫌いな訳やない。あんたらもう既にルヴァン獲った事あるし、何より戴冠と言えば今年は何よりも重いタイトルを獲ってるやん。あの喜びに比べれば、ルヴァンなんか獲っても嬉しないやろ?

 

という訳で、明日は他に大したスポーツも無いし(競馬もGⅠの無い週やし)、久しぶりに桜色の無い他所様同士の試合を見させてもらうわ

 

はぁ、昨季まで2年連続我らがあの舞台に居ったんよなぁ。どちらかでも取れてたら、今頃小菊続投全面支持が出来たのに…(監督人事については、また次回にでも)