スペシャルな選手か、チームに貢献できる選手か

ティーナサッカーでは働き場所がない事を、ダービーで示してしまったソウザ

 

ところがルヴァン大分戦をたった一人の力で勝ちきってしまい、その存在の特別さも改めて示してしまった

 

ティーナはここまで自分の戦術に貢献できる選手の選別を行ってきた。彼を始め欧州の戦術家タイプの監督の志向するのは、一人でも前提を崩すような選手が居れば、致命傷になるサッカー

 

なので同タイプの監督が率いる欧州ビッグクラブでは、どんな高額選手でも「合わない」という理由だけでバシバシ切られる

 

さて、セレッソの場合はどうか

 

ここで面白いのが他チームの選手、監督のインタビュー。いの一番に上がるセレッソの選手は、判で押したようにソウザの3文字。特にシロート、いやサポの声で一番多いのが、「ソウザが怖かった」

 

そう、数年前ならともかく、もう柿谷も清武も恐れられていない。今のセレッソスペシャルと呼べる選手はソウザしかいない

 

安全策はソウザを切って、ロティーナサッカーに合う選手だけでやっていく事。これで降格する事はないだろう

 

しかし、それでは上位進出は望めまい。欧州ビッグクラブなら、合わない選手の代わりの選手もまたビッグネームな訳だが、残念ながらセレッソはそうではない。ソウザを切ったら、セレッソはフツーの良い選手の集団と化してしまう。それで優勝出来るほど、J1は甘くない

 

ソウザを活かす手は、既に前任者が示してくれている。今までの選手起用を見ると、決してcabezotaではないロティーナ。是非とも切り札ソウザを使って勝負に出てもらいたい