'20第14節浦和戦 ワシかて若手を育てたい... かも

今節のvs浦和戦で、ある出来事がJリーグフリークの間で話題になっていた

 

「藤尾のゴールに、あのロティーナが笑顔を見せている!」

 

ティーナの代名詞と言えば味方がゴールしたのにうつ向いて頭を抱えている、何ともシュールな画。一説には相手に敬意を表して試合中は笑わないらしいが、フツーの監督ではあり得ないリアクションである

 

ところがこの試合では、3点目のゴールに大喜び! 得点者はユース上がりのルーキー藤尾。老将が若手のゴールに大喜びの画は、嘗ての香川乾のゴールに喜んでたレヴィークルピを彷彿とさせる

 

その瞬間、ふと思ったのは「この人も実は若手を起用したいんじゃないか」

 

鉄壁守備、ローペースな試合運びと共に、ロティーナの特徴として定説化されつつあるのが、"レギュラーの固定化"。まぁこの人ぐらい、先発メンバーの読みやすい監督は居らん

 

怪我人がおらんかったら、ほぼ前節と同じベストメンバー。今季の異例の酷暑下での連戦で、流石に最近はメンバー入れ換えも見られるが、それとて「疲労で使えなくなったから」が入れ替え理由で、フィジコからOKが出れば同じメンバーを起用し続けたのでは、と私は疑ってる

  

なのでこの人のポリシーは目の前の試合に勝つことが最優先で、長期的展望での若手育成には興味がないのかと思ってたが、あの笑顔でどうやらそうでもないような気がしてきた

 

それどころか、「レヴィーと同じぐらい若手が好きで、出来ればバンバン起用したいと思ってるのでは?」とさえ思えてきた

 

じゃあ、何で今までU23上がりを干し続けてたのかと言えば、多分「クラブのオーダーが優勝」だからだろう

 

ここで優勝までの"星勘定"をしてみよう。歴代Jリーグ優勝チームの最多勝ち点72で、不思議な事にレッズやグランパス、柏、はたまた川崎まで初優勝チームはくしくもこの勝ち点である

 

で、14節終了時のセレッソの勝ち点は30。単純にこのペースで勝ち点を積み上げていけば、シーズン終了時の勝ち点予測値は72.86、上記4チームの仲間入り、見事な優勝ペースである

 

つまり、ここまでのセレッソは例年なら首位を走っていても不思議でなく、"リーグ優勝"というクラブオーダーにロティーナは十分に応えてると言える

 

ティーナが若手育成にも興味があるのが仮に真実だとして、育成と優勝ペースを両立する事は出来ただろうか? どう考えても無理である

 

私の個人的オーダーも「どんな形でもエエから、もういい加減リーグ優勝してほしい」。だから優勝ペースで勝ち点を積んでるならその戦い方が正解とみなしている

 

若手が全然育ってないとか、得点が少ないとか、小難しい戦術がツマラんから客入りが悪いなどは、勝ち点3の前には何の価値もない。とにかくセレッソは1度優勝せねばならないっ!

  

...んやけど、某水色のチームがなぁ。このペースで行った場合の最終勝ち点計算したけど、書くのも恐ろしいようなトンデモナイ数字が出たわ

 

川崎が勝ち点72越えた段階で、「市民に毎日PCR検査義務付け」の請願を川崎市議会にするわ。あんな精度の低い検査、毎日したら必ず偽陽性が出てチームの活動停止に追い込めるから(あくまでも冗談